入会にはどれくらいの費用がかかる？

運転免許証があれば借りられるレンタカーに対して、事前の登録が必要なカーシェアリング。その登録に際して入会金が必要なところと不要なところがあります。ここでは、カーシェアリング各社の入会金について見ていきたいと思います。

まず、入会金が必要なのはタイムズカープラスとオリックスカーシェア。タイムズカープラスは入会時にカード発行料1,550円（1人/1枚）、法人プランの場合は648円（1人/1枚）が必要です。尚、1月8日まではカード発行料が無料になることに加え、月額基本料1,030円も2ヵ月間無料になるキャンペーンを実施しています。また、オリックスカーシェアはICカード発行手数料として1,000円がかかります。月額基本料は980円（個人Aプラン）ですが、利用料金として使えるので乗った月は実質0円になります。こちらもキャンペーン実施中で、3月31日までにWEBから入会するとICカード発行手数料が無料、さらに2ヵ月間、月額基本料が無料となり、時間料金1,600円分もプレゼントされます。

参考：タイムズカープラス初期費用

参考：オリックスカーシェア初期費用

一方、入会金無料なのがカレコ・カーシェアリングクラブ、Honda EveryGo、日産e-シェアモビの3社。このうち、月額基本料が必要なのはカレコ（980円／入会初月は0円）と、e-シェアモビ（1,000円）ですが、カレコは3月31日までの期間限定で月額基本料が2ヵ月無料になる入会キャンペーンを実施しており、3ヵ月目以降は月額基本料を利用料金として使えるので乗った月は実質0円となります。また、e-シェアモビは7月31日まで月額基本料無料キャンペーンを実施しています。Honda EveryGoは月額基本料がなく、純粋に時間料金＋距離料金の支払いのみでの利用が可能です。

参考：カレコ個人会員向け料金の特徴

参考：Honda EveryGo料金プラン

参考：e-シェアモビ

上記5社に対して、入会金が必要なケースと不要なケースがあるのがアースカーです。SuicaやPASMOなどのFeliCa搭載カード、またはおサイフケータイを会員カードとして利用する場合は入会金無料。同社が発行する会員カードを希望する場合は、発行手数料として1,500円が必要になります。

参考：アースカー料金

以上、入会金について見てきましたが、入会金＝会員カード発行手数料ということがわかります。独自のカードが用意されている場合は初期費用が必要になりますが、そうでない場合は初期費用も不要ということです。

手続き完了までに要する日数は？

予約が取れて店舗の営業時間内であれば利用できるレンタカーに対して、カーシェアリングの場合、事前の登録が必要なことは上記でご説明しました。そこで気になるのは、登録してからどれくらいで実際にカーシェアリングを利用できるようになるのか？ ということでしょう。そこで、カーシェアリング各社の登録手続き方法と、利用可能になるまでの時間（日数）を比較してみたいと思います。

タイムズカープラスはWEB申込み後、店舗に会員カードを受け取りに行くクイック入会、WEBで完結するインターネット入会、全国で展開しているカーシェア説明会を受けての入会、24時間受付している無人入会機を使っての入会と、4つの入会方法が用意されています。この中で最も早いのは無人入会機で、最短10分で手続きが完了します。また、クイック入会は最短当日、説明会で当日～5営業日、インターネットで最短5営業日となっています。

参考：タイムズカープラス個人入会

カレコ・カーシェアリングクラブへの入会はインターネット、説明会、郵送の3通りがあります。このうち、手続き後に最も早く利用できるのはインターネット入会で、15時までに申し込みが完了すれば当日から利用が可能です。説明会は東京都千代田区のカレコ本社の他、各地での出張説明会も実施されています。参加には事前の予約が必要になりますが、1～2営業日で利用できるようになります。郵送入会は、まず同社HPより申込書類をダウンロード。必要事項を記入して郵送し、書類到着後、7～10営業日で入会手続きが完了します。

参考：カレコ個人インターネット入会

参考：カレコ入会説明会

参考：カレコ個人郵送入会

オリックスカーシェアもカレコ同様、インターネット、説明会、郵送という3つの入会方法が用意されています。手続きがおわってカーシェアリングを利用できるまでには、インターネットと説明会で約1週間、郵送では約2週間となっています。

参考：オリックスカーシェアご入会

メーカー系のHonda EveryGoとe-シェアモビは、どちらもインターネットからの申し込みに限定されます。手続き完了までに要する時間はHonda EveryGoが通常2～3日（申込み集中時は最大で1週間程度）、e-シェアモビは24時間から最大48時間となっており、いずれも会員登録完了メールが届いたら利用できるようになります。

参考：Honda EveryGo入会

参考：e-シェアモビ入会方法 詳細

アースカーはスマホを含むFeliCa搭載カードを利用する場合と、同社発行のカードを利用する場合で異なります。FeliCa搭載カードは最短で入会当日から利用が可能、同社発行カードではカードが手元に届いてからになるので利用開始までに数日を要します。

参考：アースカー入会方法について

会員カードは専用のものがあったりなかったり

カーシェアリングの会員カードは各社によって異なりますが、実際には大きく分けて専用カード、FeliCa搭載カードやおサイフケータイ、ICカード運転免許証の3つのパターンが考えられます。それぞれ、どれが便利かは使う人によって変わってくるので、入会の際に確認しておきたい項目のひとつと言えるでしょう。

まず、オーソドックスなのはタイムズカープラスとオリックスカーシェアで、いずれも、ICチップを内蔵した専用カードが用意されます。アースカーで同社発行カードを選択した場合も同様です。

また、カレコとアースカーはSuicaなどの交通系カードやFeliCa対応のICカード、おサイフケータイなどを乗車カードとして登録。2回目以降の利用にも一度登録したカードやおサイフケータイが使えます。ICカードやおサイフケータイをすでに所有し、日常的に利用しているのであれば、抵抗感なくカーシェアリングにも使えると思います。ちなみに、カレコ・カーシェアリングクラブは専用のアプリからでもドアの開閉ができます。

参考：カレコ乗車カードで利用

上記2つのパターンに対して、Honda EveryGoとe-シェアモビはメーカー系らしくICカード運転免許証が会員カードとして機能します。これなら別途、会員カードを持ち歩く必要がなく、クルマを運転する際は必ず免許証を携帯しているので、最もスマートな方法と言えるでしょう。

各社の会員特典やサービスを比較してみる

カーシェアリング各社は会員数を増やし、また会員に対するサービスを充実させるため、様々な特典を用意しています。利用頻度に応じてポイントが貯まるのはタイムズカープラス、カレコ・カーシェアリングクラブ、オリックスカーシェア、アースカーともに実施しているので、ここでは各社独自の会員特典をクローズアップしてみたいと思います。

まずタイムズカープラスは、タイムズカーレンタルの基本料金がいつでも最大25％OFFになり、追加料金なしで利用開始日前日17時からレンタルできるようになります。カレコ・カーシェアリングクラブは三井アウトレットパークやららぽーと、ダイバーシティ東京プラザなど三井不動産グループの施設において1～2時間の駐車場無料サービスを受けられる他、ニッポンレンタカーを最大55％割引で利用可能です。

参考：タイムズカープラス会員特典・サービス

参考：カレコ会員特典

また、オリックスカーシェアは、3月20日までの期間限定になりますが、スマホ用アプリ『カーシェアマップforオリックスカーシェア』内の「おでかけクーポン」を提示すると、提携しているスキー場のリフト券や温泉施設の入館料が割引になるなど全国2,800以上の施設で優待を受けられます。

参考：冬のおでかけも、オリックスカーシェアがおトク！

カーシェアリングの会員になることで、自分がよく利用する施設などでの特典が受けられるとなれば、まさに一石二鳥。各社を比較するには『カーシェアリング・レンタカー比較のDRIVE go SEARCH』が便利なので、ぜひアクセスしてみて下さい。