爆売れトヨタのSUVシリーズ、まずは歴代ハリアーを振り返ってみる
ハリアーの登場は1997年。ライオン顔の紳士が登場するCMを覚えている方も多いのでは？？
日本における高級SUVのはしりともいえる車両で、内装にはウッド調パネルを採用したり、本革シートが採用されたり等、高級セダンのSUV版という新たなジャンルを開拓したモデル。
実際、車体を司るプラットフォームは北米で高い人気を誇っていたカムリがベース。レクサスRXとしてアメリカを中心に海外でも販売されました。
『RVでなくSUV』それを決定づけた意味のあるモデルだったのですな。
2代目、3代目共に国内で大ヒット。2代目を今見ても古い感じはしないし、むしろ今でも多く走っている印象すらあります…
それもそのはず、2代目は10年にも渡ってフルモデルチェンジ無しに販売が継続され、しかも世界戦略車。諸外国のイメージはすこぶるいいし、輸出需要もあって下取りも相当に良い車でした。
既に7年を経過した3代目ハリアーでは、国内専売になったこともあってか、デザイン面でもかなりアグレッシブなイメージを獲得。売れに売れて、近未来的なエクステリアなど、最近まで販売されていたこともあってか、まだまだ新車のようなイメージを持っていますね。
そして、今年発表・発売が開始された4代目。3代目のイメージを踏襲しながらも、デザインと質感にポイントを絞って登場。かなり確度を寝かせたリアガラスを採用するなど、クーペルックスタイルを表現（荷物等の積載性、実用性を考えたら本当は垂直な位がいいのですが）。
今流行りの『つながりテール』で左右を貫くLEDライトがリアの水平感を強調し、ワイド＆ローなたたずまいとなっています。
ルーフにもトヨタ初採用の液晶でガラスの透明度を変える『調光ガラスルーフ』が採用されて、開放感と隠蔽性を獲得。（マジックスカイルーフとしてメルセデス・ベンツSLが採用しているア）
このように確実に商品力を上げてきているハリアーは、国外からの販売の要望も多く、またグローバル展開が予定されているとか。日本の高級SUVとして確固たる地位を築いてきていますね。
新型ハリアー『アレレ？』ポイント
一個だけどうしても書いておきたい『アレレ？』ポイントがありました。
個人によってデザインは好き好みがあるだろうし、装備は高級車なので充実しているのも確か。サイズもフルサイズSUVではないから運転に苦労することもないでしょう。つまり外観やサイズについては、人それぞれなので、言及する部分が無いのです。
でもこの私の言う『アレレ？』ポイントはもっと根本的な事。
車としてどうなの？っていう部分ですね。
恥ずかしながらまだ実車を見ていないので画像判断ですけど、絶対にそのウインカーの位置、あかんでしょ。
マフラーの直上。多分法規ギリギリライン。
『目ん玉つながりテール』にはあくまでもテールランプとブレーキランプ。
想像するに背の高いハリアーは車間距離が適正に保たれていた場合、当然後続車からすると一番目に付くのはテールランプ。
なのに進行方向を示すウインカーははるかボディの下。
これ信号待ちなどで後続車からは車間が近い場合、見えないかもしれない。
後続車がたとえば、トラックで2トン車以上は、追突される可能性など結構危険レベル。
新型ハリアーに乗る人はしっかり早めにウインカーを出す心がけをしてほしいと思った次第なのであります。
そんなハリアー、兄弟はRAV4
実は、新型のハリアーのプラットフォームはRAV4と共用しています。
つまり兄弟なんですね。
性格はアーバンイメージのハリアー、オフロードイメージのRAV4といったところでしょうか。
価格帯もさることながら、そんな両車のイメージも差別化した戦略をとっています。
この両者、ともに爆売れ中でして、ハリアーなんか2020年内納車は、ほぼ不可能だそうな。
そしてRAV4、質感はどうしてもハリアーに比べると価格なりなのですが、いざ買うとなったら、実はハリアーより装備が良くて安いグレードも有り…
これは悩ましい選択になること必至。正直コスパ考えたらRAV4は死角なしレベルの完成度を持つ国産車かもしれない…
なんと言っても価格帯は廉価であり、高級SUVに堪え得るプラットフォームの持ち主なのだから…
デザインが気に入ったならば積極的に選びたい現行国産車ですよね。
『アレレ？』ポイントは正直見当たらないかも。
そしてアーバンスタイルを追求するならCH-Rはいかが？
CH-Rのサイズはギリギリ立体駐車場OKサイズ（1,500mm～1,565mm）。
デザインに思いきり振った設計は他のどのクルマにも似つかないスタイルを実現。未来のクルマを運転しているようで、ハイブリッドを選べば普段の燃費はSUVの中でもバツグンに1番ですね。
でも、ありました。『アレレ？』ポイントは圧倒的に後方視界が悪い。悪すぎる。
ランドローバー・イヴォークも相当に悪いですが、それ以上に悪い。
営業マンが『左折時の死角、巻き込み確認は今まで以上にしっかりしてください。』と言ってしまう位。
リアガラスの開口面積が斜め後ろの視界はもはや絶望的。私が実際に乗った感想としても恐怖を覚えるレベル。
これはカーシェアやレンタカーで借りる際には、後方視界が普段以上に見えていないことを意識して運転してくださいませ。
こんな魅力的な車たち、シェアレンタルで体感しちゃおう！
ってライトな事を言ってますし、借りることもライトになって来てるんですが、人の車ですからね。
ちゃんとそこは大人の良識に従って分別つけてくださいね。
で、そのシェアサービスですがいやー…しかしたくさんあります。
Drive go Searchで調べるとハリアーにRAV4にCH-Rは新車でも人気ですがカーシェア、レンタカーのサービス上でも相当な人気っぷりっです。
価格帯も人気が有るので競争原理でちゃんと適正価格に落ち着いている印象ですし、各々の良さをぜひ比べてみてほしいですね！
