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いよいよ新型フェアレディZ発売間近、プロトタイプが発表
日産自動車は、新型フェアレディZのプロトタイプを公開しました。
現行Z34型の登場以来、およそ12年の時を経て、新型が登場ですね。すでに5月のティザー映像で確認された方も多いのではないでしょうか。
レトロモダンをテーマとしてフューチャリズムを組み合わせたという、新しいフェアレディZは、初代S30型フェアレディZのデザインテーマを引き継ぐことを一つのポイントとしたといいます。初代発表から数えるとなんと50年、世界中にインパクトを与えた歴代Zカーの勢いと、現代の最新性能を織り交ぜて新しいコンセプトを創りあげたということのようですね。
その特徴として、フロント部においては、ボンネット上部のパワーバルジ状の盛り上がった形状もさることながら、LEDヘッドランプ上下2つの半円形状のデザインは1970年代の240ZGをイメージしたといいます。
より長く、ワイドに、少し低く、新型フェアレディZ
全体的なシルエットは、
ロングノーズショートデッキの伝統的なFRスポーツの文法に乗っ取っていますが、リアのテールエンドは、なだらかなルーフラインの後ろを垂直に切り立たせ、リアフェンダーは、フロントフェンダーよりもわずかに低い位置で造形されるなど、初代S30のデザインアイデンティティを色濃く残した印象です。
実際のサイズはというと、新型フェアレディZプロトタイプでは、現行Z34よりも少し大きくなったようです。
現行Z34型フェアレディZ
全長4,315mm×全幅1,815mm×全高1,315mm
新型フェアレディZプロトタイプ
全長4,382 mm×全幅1,850 mm×全高1,310 mm
量産開始までに若干のサイズ修正はあるかもしれませんが、ほぼ、このサイズで発売されるといっていいでしょう。
タイヤには、19インチを採用。
なんと、フロントバンパー下のチンスポイラー、サイドシル、リアバンパーなどはカーボン製というこだわりです。
新インテリアには、12.3インチのデジタルメーターを採用
最新のスポーツカーということもあり、インテリアには伝統と先進性の融合が図られた模様。
液晶デジタルメーターの中央に陣取るタコメーターは、回転計の針が真上を示したタイミングでシフトアップインジケーターが点滅するなどの演出が施されています。
ボディカラー同色のステッチがインパネ周囲を彩り、シート中央部には、黄色いストライプ形状の加工が施されるなど拘りようです。
新型フェアレディZ、V6ツインターボと6速MT
歴代フェアレディZの例に漏れず、新型も6速マニュアルシフトを搭載。
エンジンについては、従来の3.7リッター自然吸気に変えて、V6ターボユニットが採用される模様です。出力や排気量などの詳細はまだ発表されていませんが、目下発売までの残された期間にZらしいスポーツ性能と使い勝手を目指して開発が進められているとのことです。
新型の登場前に、フェアレディZの試乗するならこちらからどうぞ。