百度、自動運転技術の海外での普及を狙う
中国のネット検索最大手の百度(バイドゥ)は、ソフトバンクグループ傘下の会社と提携し、日本で自動運転の実験を始めます。
現在中国で開発中の百度の自動運転技術を搭載したバスが2018年度内に日本で実証実験を行う予定となっています。
世界で自動運転技術の開発競争が激化する中で、百度は中国政府が後押しする自動運転技術の海外での普及を目指しています。反面ソフトバンクは国内の自動運転の市場をリードする狙いがあるのでしょう。
百度が提携するのは、自動運転を手がけるSBドライブです。百度は自動運転システムを搭載した「Apolong(アポロン)」を日本に10台輸出し、SBドライブの運航管理システムなどの技術を活用します。
百度は自動運転の分野で国家プロジェクトとしての認定を受けており、北京近郊に2035年に完成する未来都市「雄安新区」にて既に実証実験を進めているようです。
その一方でSBドライブはフランス製のEVバスなどを利用し、福島第1原発構内で自動運転バスを実用化しています。2020年には羽田空港で実用化を目指すなど、国内の自動運転市場でパイオニア的な役割を担っています。
まとめ
2年後の2020年は東京オリンピックが開催され、多くの訪日外国人が予想されます。それに向けて急ピッチでモビリティ分野の技術革新が進んでいるのです。
それにしても何故日本の企業はモビリティの分野において世界に遅れを取っているのでしょうか。もっとスピード感を持って世界と競合していかないと、日本がガラパゴス化してしまうのも時間の問題かもしれません。
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