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豊富な車種が揃うカーシェアやレンタカーには高級車も選べる
最近はカーシェアリングやレンタカーも車種揃えが豊富になりましたよね。実用的なクルマだけではなく、趣味性の強いスポーツカーや輸入車など、驚くようなクルマもラインナップされています。どうせ借りるなら高いクルマに乗ってみたいな、と思う人もいるでしょうね。
ちなみに大手カーシェアリングで最も高額なクルマはカレコ・カーシェアリングのメルセデス・ベンツVクラスで550万円です。
日本のレンタカーは624万円のアウディA4が最高額?
ドライブゴーサーチで対応している大手レンタカー業者を見てみると、一般メニューとして用意されている範囲では、日本レンタカーのアウディA4クワトロが乗用車では最も高額なクルマで、その価格は624万円。そのレンタル価格は6時間で1万5768円、24時間で2万3868円となっています。
参考までにスペシャリティーカーになると、日産レンタカーの日産GT-R(1,023万円)が12時間で3万5000円、オリックスレンタカーのホンダNSX(2,370万円)が24時間で11万7720円もあります。
これくらいの金額で日本が誇るスポーツカーやプレミアムブランド、しかもわりと良いグレードが借りられます。決して安いとは言い難いかもしれませんが……いずれにしても、大手レンタカーの乗用車ではこのあたりが最高額車のようですね。でも、世の中にはもっと希少で高価な車のレンタカーもあるようです。
アメリカには何と2億円近いブガッティ・ヴェイロンのレンタカーがある!
例えばアメリカは、さすが自動車ビジネスもスケールが大きいようですね。ロサンゼルスにある「ビバリーヒルズ・カークラブ」名前からしていかにも高いクルマが集まっていそうですが、ここはクラシックカー、ヒストリックモデルの販売や買い取りをビジネスにしている会社ですが、ここではクルマのレンタルも行っています。
主に撮影やイベントのための事業用レンタルで個人への貸し出しは行っていないようですが、ここではなんとブガッティ・ヴェイロンのレンタカーがあるのです。ヴェイロンといえば新生ブガッティが2005年に発売したスーパーカー。1001psのW12気筒4ターボエンジンを搭載して市販乗用車初の400km/hオーバーという最高速度を記録したことでも知られていますね。
そのヴェイロンのレンタカーの価格は1日1万ドルというから、およそ110万円となります。一週間だと少し割安(?)となって6万ドル(約660万円)。まあとんでもない金額ですが、発売当時の日本での価格は1億6000万円を超えていたのですから、このレンタル金額も納得ですね。
イギリスのブガッティ・ヴェイロンのレンタカーは1日当たり約152万円!
そしてこのヴェイロン、なんとイギリスでもレンタルしているところがありました!それはKing Rentという(さすが、イギリスっぽいですね)会社で、ヴェイロンだけでなくアストンマーティンDB9にヴァンテージ、ベントレーコンチネンタルGT、フェラーリ488GTBに599、ランボルギーニ・アヴェンタドールにウラカン、マクラーレンMP4-12C、ロールス・ロイス・ファントムにゴーストなど、目がクラクラするほどの高級車がレンタル可能なのです。
もはやポルシェが普通のクルマに見えてしまうほどのラインナップには、驚くばかりですね。さて、ではヴェイロンのレンタル料金がいくらかというと、1日あたりなんと900ポンド。日本円だとおよそ152万円です。
ここまでくると比較するのもなんですが、とりあえずキング・レントよりもビバリーヒルズ・カークラブの方が安いということになりますね。ちなみにロールスロイス・ファントムやゴーストのレンタル料金は「Upon Request」となっていてわかりません。価格的にはヴェイロンの高いのですが、
維持するだけでとんでもない金額が必要なヴェイロン。燃費は800m/L!?
このブガッティ・ヴェイロンはオープンボディも含めると世界で450台が販売されたと言われています。2億円近いという新車価格が話題となりましたが、維持するのも大変です。
アクセル全開時の燃費はなんと800m/Lというから、もうガソリン撒きながら走っているようなもの。タイヤ交換は4000kmごと、ホイール交換は1万6000kmごと、しかもフランスにクルマを持ち込まないと交換できず、そしてその価格はタイヤ1セット約300万円!車両の点検にはおよそ200万円もかかるなど、1年間の維持費が千万単位になるそうです。
当たり前ですがとても普通の経済力では維持できません。まあ400km/hの速度に耐えるタイヤなんて、それだけでも恐ろしく高価になってしまうのはしょうがないのでしょう。
ガソリンエンジン車の記念碑的存在のヴェイロン。一生の記念に借りてみる?
すでに後継モデルのシロンが登場し、絶版車となってしまったヴェイロン、もしお金が山ほどあって、買ってみたいなと思っても、中古車で見かけることはまずありません。
そして、おそらく純粋なガソリンエンジン車でここまで高性能な、ある意味バカバカしいほど高性能なクルマが作られることは、今後おそらくないでしょう。そういう意味ではクルマの歴史上でも非常に貴重な存在といえるブガッティ・ヴェイロン。
一生の記念に大金を払ってレンタカーしされた方は是非ご一報ください! 他にもカーシェアリングとレンタカーの最新の情報は、カーシェアリング・レンタカー比較のDRIVE go SEARCH(ドライブゴーサーチ )で調べてみましょう。