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「Honda EveryGo」に全6車種が揃った! Nシリーズってどんなクルマ?

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Nシリーズ6車種すべてが「Honda EveryGo」で借りられる

Hondaが始めたレンタカーとカーシェアリングのいいとこ取りサービス、「Honda EveryGo」。この車種ラインナップがHonda車ばかりなのは当然として、目につくのは軽自動車のNシリーズです。N-BOX、N-BOX Custom、N-BOX SLASH、N-BOX +、N-ONE、そしてN-WGNと、実に6車種もあるのです。

このNシリーズは現在のHonda軽自動車の中心的存在。プラットフォームは共有しつつも、様々なスタイルのボディを作り分けているのですね。では、この6種類のNシリーズたち、それぞれどのような違いや個性があるのでしょうか。

いくつかのジャンルに分かれる軽自動車。一番人気はトール系

6車種の違いを見てみる前に、まず現在の軽自動車の主なジャンルをご存知でしょうか。ひと口に軽自動車といっても、その目的などによっていくつかのカテゴリーに分けられるのです。

主なカテゴリーを勝手に分けてみると、①トール系 ②セダン系 ③個性派系 ④スポーツ&スペシャル系 というところでしょうか。さらに主に商用車のキャブオーバー系というのもありますが、一般ユーザーが選ぶのはほぼこの4カテゴリーです。

そして、今最も人気があるのは①のトール系。名前の通り、車高を高く取り、ボディ寸法をギリギリまで活かした限りなくスクエアなボディスタイル、そしてリヤドアがスライド式となっているのが主な特徴です。

日本で最も売れているクルマ、N-BOXの室内は驚くべき広さ

Nシリーズの中で、このトール系にあたるのがN-BOXです。現行のN-BOXは全高を1790mmと高く取り、室内は驚くほど広々。特に後席の足元の広さと天井の高さは、普通車のセダンをはるかに上回ります

人気ジャンルだけに他メーカーのライバルも多いですが、今の時点ではN-BOXの室内が最も広いのではないでしょうか。Honda独自のセンタータンクレイアウトにより、後席背もたれを倒した時のラゲッジルームの広さ、フロアの低さも圧倒的です。

N-BOXは2017年8月に2代目へとフルモデルチェンジを行いましたが、先代はモデル末期でも軽自動車の販売台数でトップとなり、もちろん新型もトップを快走。2017年11月の統計時点では、N-BOXは2017年累計でトップの販売台数を誇っています。

参照:2017年11月軽四輪車 通称名別新車販売確報 | 全国軽自動車協会連合会

ちょっと物足りない人にはワル風味のカスタムを

N-BOX Custom G・EX ターボ Honda SENSING フロント7:3(プレミアムホワイト・パールII)
https://www.hondanews.info/ja/

そのN-BOXに、より個性的なルックスを与えたのがN-BOX Custom。逆台形のフロントグリルはシャープで存在感タップリ。そこに組み込まれるヘッドライトは9灯のLED式。リヤランプもクリアータイプで、ウインカーは光が流れるシーケンシャル方式。ルーフにはスポイラー、足元には専用デザインのアルミホイールなど、随所にスペシャルな装備が施されています。

インテリアもN-BOXとは異なるシートデザインやメーターなどが採用されており、プレミアム感は満点です。室内の広さや使いやすさなどは、N-BOXをそのまま引き継いでいますから、ユーティリティ性も非常に高いです。N-BOXにちょっとワルっぽい感じを加えたモデル、と解釈すれば良いでしょう。

傾斜したラゲッジルームで荷室を使い倒せるN-BOX +(プラス)

ホンダN-BOX+
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そしてN-BOX +(プラス)はどのようなクルマでしょうか。外観を見ただけではN-BOXとの違いがわかりづらいかもしれませんが、このクルマのポイントは後席から後ろの部分です。

ラゲッジルームの奥行きをさらに伸ばして、後端のリヤハッチに向けてフロアを斜めに傾斜させているのです。ラゲッジフロアの地面からの高さはなんと330mm。後席を畳んで、さらに前席も倒してしまえば長さ2mのスペースが生まれるので、車中泊も余裕です。

オプションのアルミスロープをセットすれば自転車を載せたりするのも楽ですし、車椅子を乗せられるキットも用意されています。広い荷室を自由自在に使い倒すアクティブ派のためのモデルが、N-BOX +だと言えるでしょう。

アメリカンカスタムを取りいれた遊びグルマ、N-BOX SLASH

ホンダN-BOXスラッシュ
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さて、ここまではN-BOXと共通のボディを持つ派生車でした。しかしN-BOX SLASHは、N-BOXと似たボディながら、ルーフだけを切り取って低くしてしまったようなスタイルが印象的です。

これはアメリカ発祥のカスタムテクニックのひとつであるチョップドルーフ(屋根の上部を切り落としてルーフを低くする)にヒントを得ています。そもそもはデザイナーが遊び半分で作ったCGがそのまま商品化されてしまった、というようなクルマですから、「カッコいい」が最優先されているのです。

後ろへ行くに従って天地が狭くなるサイドウインドウメッキタイプのホイールルーフを別な色としたツートーンカラーの採用など、街のショップが作ったクルマがそのまま市販されてしまったかのようです。そうそう、リヤドアはスライドではなく通常の前ヒンジ式となっていて、しかもドアノブがピラー部に隠されているので、見た目はまるで3ドアのよう。

スタイル優先とはいえ室内はN-BOXに比べれば狭い、というだけで十分に実用性がありますフロントがベンチシートというのも、昔のアメ車っぽくていいですね。このN-BOX SLASHは、先のジャンルでは③になります。

名車N360のデザインを取り入れた上級モデル、N-ONE

ホンダN-ONE
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Nシリーズでもう1台、③の個性派系に属するのがN-ONEです。丸いヘッドライトが印象的ですが、これはHondaが1967年に発売した大人気モデル、N360をモチーフとしたデザインです。そう、NシリーズのNは日本のNと説明されていますが、このN360をイメージしているのは確実でしょう。

レトロモダンな雰囲気は女性にも人気で、事実、街中では女性が運転するN-ONEをよく見かけます。エンジンやプラットフォームはN-BOXと共通ですが、車高が低いためコーナーや高速道路などでは非常に安定感があります

室内の仕上げが上質なので、まるでひとクラス上のコンパクトカーに乗っているような気分になれますよ。

シンプルで高品質、軽自動車の基本と言えるN-WGN

ホンダN-WGN
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そしてNシリーズの中で最もベーシックな1台と言えるのが、N-WGN。先の分類では②のセダン系となります。必要にして十分な装備、軽量なために意外にも活発な走りを味わえるなど、日常の足として使うにはベストな1台と言えるかもしれません。

トール系軽自動車の、手が届かないくらい高い天井は確かに開放感がありますが、まさに軽自動車の基本形と言えるスタイルは非常に好感がもてますね。

Hondaを軽自動車トップメーカーに押し上げたNシリーズ

これら6車種、すべてプラットフォームを共有しているのですから、すごいですね。このNシリーズは、それまで軽自動車でライバルの後塵を拝していたHondaが社運をかけて開発した入魂のシリーズなのです。

それだけに仕上がりの素晴らしさはさすがで、HondaはこのNシリーズで一気に軽自動車のトップクラスのメーカーに躍り出ました。「Honda EveryGo」で全種類に乗ってみて、購入の参考にするのもオススメですよ。

他にもカーシェアリングとレンタカーの情報は、カーシェアリング・レンタカー比較のDRIVE go SEARCH(ドライブゴーサーチ)で調べてみましょう。

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