クルマ乗るなら、買うならSUV時代に突入!
一家に一台のファミリーカーとして選ばれるクルマのジャンルは、時代とともに大きな流行があります。
90年代までならセダン、2000年初頭あたりならミニバン、そして最近はSUV、となりますよね。もはやSUVは特別なジャンルではなく最もスタンダードなカテゴリーになった、と言えるかもしれません。
中でも、広さなどの実用性と扱いやすさを両立したミドルクラスのSUVは特に人気があります。トヨタはRAV4、ハリアー、そしてレクサスNXという3種類のミドルクラスSUVをラインナップしています。いずれもボディサイズはほぼ同じ。じゃあ、一体どこが違うのか、さくっと特徴を垣間見てみます。
その前に、
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「洗練されたワイルド!?」さが魅力のRAV4
5代目となる最新型のRAV4は2019年の春に発売されました。
実は、先代の4代目は日本市場では発売されていなかったので、この新型は久しぶりの日本市場復活というわけです。もともとはオシャレなライトクロカンとして1994年にデビューしたのがRAV4でした。
1994年はハードなオフロード指向のSUV(当時はRVと呼ばれていた)が人気だった中で、ライトクロカンというコンセプトのRAV4はとても斬新だったのですが、乗用車的SUVばかりになった今は、SUV本来の魅力を強調する新型RAV4は逆に新鮮になったという逆転現象が起きている気もします。最新型はやや無骨でワイルドなテイストを強調した雰囲気が特徴といえるでしょう。もちろん日常での使い勝手や乗り心地も素晴らしいですし、SUVならではの走破性も非常に高いです。
ハリアーは都会派プレミアムSUVの開拓者
一方の、2020年の夏に登場したばかりの新型ハリアーは、RAV4とは違った流れるようなフォルムが魅力の都会派SUVです。バカ売れしたリリースも記憶にあたらしく、初発売後の初月注文台数はなんと45,000台に到達する勢いでした。
そもそも、街中でも違和感のないスマートなデザインのプレミアムSUVというジャンルは、1997年登場の初代ハリアーによって生まれたといって過言ではないです。この最新型の4代目もそのコンセプトを見事に昇華させた美しいSUVです。シャープなフロントフェイスや流れるようなリヤのラインなど、欧州のプレミアムSUVたちと真っ向から勝負できそうな質感を備えていますね。
基本は同じ2台、RAV4のお得感は強い!?
さて、このRAV4とハリアー、どちらの方が“買い”なのでしょうか?
実はRAV4とハリアー、基本となるプラットフォームは同じものを使っています。ですから、乱暴に言えば違いはデザインと実用性そして装備のみ、が異なると考えてもいいでしょう。
ただし、キャラクターに合わせて、乗り心地の設定などは微妙に変えられていますし、RAV4には凝った4WDシステムも用意されています。またデザインを優先したためにラゲッジルームのスペースはハリアーの方が実は狭くなっています。
トヨタ ハリアー リア最終的にはオシャレでスマートなSUVならハリアー、ワイルドで実用性に優れたSUVならRAV4、という好みで選んでしまって良いでしょう。ただ、価格を見てみるとRAV4が約260〜380万円、ハリアーが約300~500万円というレンジ。装備の違いもあるので単純比較はできませんが、ボディサイズはほぼ同じ、むしろ直線が多くて角ばったRAV4は、ハリアーよりも大きく見えるほどですから、“見た目”パフォーマンス的にRAV4のお得感は強いといえますね。
5世代目となる現行RAV4は、北米で53万5000台、欧州で13万3000台、中国で12万7000台を販売、グローバル販売台数は96万5760台!!! というお化けベストセラーSUV。世界で最も売れているということからも同門、同シャシー対決はRAV4に軍配があがるといった印象ですね。
そんな、RAV4の試乗はこちらで出来ます。