フェラーリを一度は運転してみたい

クルマ好きの憧れといえば、やはりスーパーカーですよね。その中でも、別格と言える人気を誇るのがフェラーリです。F1などのモータースポーツで培ったテクノロジーを活かし、速さと美しさと豪華さを併せ持つフェラーリのクルマたちは、おそらく多くの人たちが「できれば自分で運転してみたい」と思っているのではないでしょうか。

レンタカーでフェラーリを借りるという選択

とはいってもフェラーリを買おうとしたら安くても2,000万円オーバー。仮に中古車でも簡単には買えない価格ですし、維持するのも大変です。所有できなくてもいいから、一度思うがままに運転できないだろうか‥‥そんな願いを叶えてくれるのが、レンタカーです。「フェラーリのレンタカーなんてあるの？」と思うかもしれませんが、実はフェラーリをレンタカーとして用意している業者はいくつかあるんです。

1時間あたり8,100円でフェラーリに乗れる?

まずは大阪のグローバルオートレンタカー。ここはフェラーリ・カリフォルニアTをレンタカーとして貸し出してくれます。気になる料金は、当日返却なら15万5,520円、24時間が19万4,400円。以後1時間ごとに1万9,440円、1日ごとに5万5,520円が追加されます。また、走行距離に関する条件もあり、前記の料金が適用されるのは24時間ごとに200km以下の走行まで、それ以上走ると追加料金がかかります。やはりちょっと高く感じますが、車両価格2,450万円のクルマが24時間なら1時間あたり8,100円で借りられるのですから、安いと言えるのかも。なお、貸し出しの条件として、「自家用車を保有し、自動車保険に加入していて他車運転危険補償特約を利用可能な方」となっているのは、スーパーカーならではといえるでしょう。

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輸入車販売の代名詞でもレンタル可能!

そして高級輸入車の販売で知られるロペライオも、フェラーリのレンタカーを扱っています。車種はやはりフェラーリカリフォルニアで、こちらは6時間で4万9,800円から。1時間あたりにすると8,300円ですから、値段はグローバルオート・レンタカーとほぼ同じですね。返却する時はもちろんハイオクガソリン満タン返しです。間違ってもレギュラーガソリンは入れては絶対にダメですよ！

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3時間なら4万円でフェラーリ体験

兵庫県にあるネクスト・ワンでもフェラーリのレンタルがあります。こちらはフェラーリ・カリフォルニアを3時間からレンタル可能で、価格は3時間(走行距離100km以内)で2万9,800円、4時間(走行距離140km以内)なら3万9,800円ですから、より少ない予算で楽しむことができます。これなら「ちょっと乗ってみようかな」という気になりますよね。しかもこちらはガソリン代も込み、というのがポイント。条件は学生以外の25歳から60歳まで、免許取得2年以上、無事故無違反を1年以上継続中の方ということです。

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保険もあるから万一の時も安心

それにしても超がつく高額車ですから、万一事故を起こしてしまった時が心配ですよね。スーパーカーの運転はなんだか難しそうですし。グローバルオートレンタカーの場合は、他車運転危険補償特約を利用が条件となっていますが、別に任意保険に加入の場合は1日あたり5400円かかります。これで対人・対物無制限、免責5万円の車両保険が適用されます。ロペライオとネクスト・ワンは保険料込みの価格ですが、ロペライオは車両の損傷で保険を使う場合は免責20万円を負担しなくてはいけませんから、くれぐれも事故には注意してくださいね。

基本的な操作は他のクルマと同じ

ところで、いきなりフェラーリを借りてすぐに乗りこなせるのかな？と不安になる人もいるでしょうが、結論から言えば全く心配無用です。基本的な操作は普通のクルマと同じですし、ミッションも2ペダル方式でATのように運転できます。今回紹介したレンタカーのフェラーリはすべてカリフォルニアですが、このカリフォルニアはV8エンジンをフロントに搭載して後輪を駆動するスタイルのスポーツカー。同じくV8をミッドシップに搭載する488GTBよりもハードさを抑えた、よりグランドツーリングカー的要素を持っています。

高い実用性も持つカリフォルニア

最大の特徴は、スイッチひとつで開閉できるルーフです。屋根を閉じた状態からフルオープンまでわずか14秒。しかもルーフの素材はアルミですから、クローズド時の快適性は通常のクーペに全く劣りません。ボディサイズは全長4570mm、全幅1910mm。後席はちょっと狭いですが、定員は４名なので友達同士でのドライブも可能。リヤシートの背もたれを倒すとラゲッジルームとつながるトランクスルー機能もあり、フェラーリとしては非常に高い実用性を誇ります。

究極の速さと運転のしやすさを両立

心臓のV8エンジンは、グローバルオートレンタカーのカリフォルニアTと、ロペライオとネクスト・ワンのカリフォルニアでは、ちょっと違います。カリフォルニアは4.3LのNA(過給器なし)で、パワー490ps、トルク505Nm。カリフォルニアTは3.9Lターボで、560ps、755Nmをマークします。元々は2009年にカリフォルニアが発売され、2014年にカリフォルニアTへと進化したという経緯があります。どちらのエンジンもスタートから100km/hに達するまで3秒ちょっとという速さを誇りますが、街中でも驚くほど乗りやすいのが特徴です。もっともこれはカリフォルニアに限らず、現代のフェラーリは高い性能を持つ反面、免許取り立ての人でも簡単に運転できてしまうのです。まずは借りて、運転してみてはどうでしょう。世界でもっとも人気のある、世界最高峰のスーパーカーを、ぜひ一度体験してみてください。このほかにも、カーシェアの情報は、カーシェアリング・レンタカー比較のDRIVE go SEARCH(ドライブゴーサーチ)で調べてみましょう。