Honda EveryGo オリックスカーシェア カーシェアリング カレコ・カーシェアリングクラブ タイムズカーシェア(タイムズカープラス) トヨタシェア 日産e-シェアモビ

【最新版】カーシェアの自動車保険はどうなっているの?大手3社、自動車メーカー系カーシェアの保険を徹底解説

シェアする

カーシェアの自動車保険

photoAC

クルマを運転するということは、便利さを享受することの代償として、常にいくばくかの交通事故というリスクを背負っています。

そして、このリスクを最小限度に抑えてくれる存在が自動車保険です。

筆者はマイカー所有時代には、長い間チューリッヒにお世話になっていましたが、何度かロードサービスに助けてもらいました。

自動車保険も細分化されるようになって、コストやサービス面が向上しました。

マイカーを購入するとほとんどの人は同時に自動車保険に加入しますが、カーシェアリングサービスの場合は自動車保険はどうなっているのでしょうか?

カーシェアでは、自動車保険料は何と利用料金に含まれています。ただでさえ格安料金であるのに、自動車保険料まで含まれているというのですから驚きです。

無料のロードサービスがあるのに!JAF会員が年々増え続けるのは何故?

NOCって何?

photoAC

NOCって何?

意外と知らない人も多いのかもしれません。特に、カーシェアユーザーで普段はほとんどクルマを運転しないという人なら知らない人のほうが多そうです。

NOCとは通常の自動車保険のことではなく、ノン・オペレージ・チャージのことで、簡単に言うと営業補償のことで、本来ならばカーシェアの車両が稼ぎ出していたはずの収益を補償するものです。

つまり、カーシェアでは、自動車保険料は利用料金に含まれていますので、事故の際の補償は自動車保険から賄われます。

ただし、カーシェア事業者のほうの営業補償は自動車保険では賄われませんので、NOCという形で、事故などを引き起こしたユーザーから請求するシステムです。

タイムズカーシェアの安心補償サービス(330円/利用)やカレコのトラブルあんしんサポート(330円/24時間)に加入すると、NOCも免除されます。

 

カーシェアの自動車保険の内容は

photoAC

カーシェアでは自動車保険料金は利用料金に含まれていますが、自動車保険の内容はどうなっているのでしょうか?

利用料金に含まれているということは、保険の内容もそれなりなのではと思いがちですが、各社とも非常に充実した補償内容となっており、実際、各社の保険内容にそう大きな違いはありません。

タイムズカーシェア、カレコ、オリックスカーシェアの大手3社と、新興の自動車メーカー系3社の自動車保険について見ていきましょう。

 

タイムズカーシェア

対人補償:1名につき無制限(自賠責保険3,000万円含む)

対物補償:1事故につき無制限(対物免責額0円)

車両補償:1事故につき時価額(車両免責額0円)

人身傷害補償:1名につき無制限

搭乗者の自動車事故によるケガ(死亡・後遺障害を含む)につき、運転者の過失にかかわらず、損害額が補償されます。(限度額無制限:損害額認定は保険契約に基づき保険会社が行います。)

※搭乗者傷害は付保されていません。

カレコ

対人補償:1名につき無制限

対物補償:1名につき無制限(対物免責額0円)

車両補償:1事故につき時価額(車両免責額0円)

人身傷害補償:1名につき上限6,000万円(無保険車傷害2億円)

オリックスカーシェア

対人補償:1名につき無制限(自賠責保険含む、免責額0円)

対物補償:1事故につき無制限(免責0円)

車両補償:1事故につき時価額(免責0円)

人身傷害補償:1名につき3,000万円まで

搭乗者の自動車事故によるケガ(死亡・後遺障害を含む)につき、運転者の過失にかかわらず、損害額が補償されます。(限度額3,000万円:損害額認定は保険契約に基づき保険会社が行います。)

また、オリックスカーシェアでは、タイムズカーシェア、カレコとは異なり、利用料金の中にロードサービスまで含まれています。

ただし、NOC(ノン・オペレーション・チャージ)を免除するサービスはありません。

 

大手3社の自動車保険では、人身傷害補償のところが、タイムズカーシェアは無制限、カレコは6,000万円まで、オリックスカーシェアは3,000万円までとなります。

PEXELS

次に、新興の自動車メーカー系3社の自動車保険を見てみましょう。

EveryGo

対人補償:1名につき無制限(自賠責保険含む、免責額0円)

対物補償:1事故につき無制限(免責0円)

車両補償:1事故につき時価額(免責0円)

人身傷害補償:1名につき3,000万円まで

搭乗者の自動車事故によるケガ(死亡・後遺障害を含む)につき、運転者の過失にかかわらず、損害額が補償されます。(限度額3,000万円:損害額認定は保険契約に基づき保険会社が行います。)

EveryGoでは利用料金にロードサービスが含まれています

日産e-シェアモビ

対人補償:1名につき無制限(自賠責保険3,000万円含む)

対物補償:1事故につき無制限(対物免責額0円)

車両補償:1事故につき時価額(車両免責額0円)

人身傷害補償:1名につき5,000万円まで

日産e-シェアモビでは利用料金にロードサービスが含まれます。

NOCサポートプラン(324円/24時間)でNOCが全額免除となります

トヨタシェア

対人補償:1名につき無制限(自賠責保険含む、免責額0円)

対物補償:1事故につき無制限(免責0円)

車両補償:1事故につき時価額(免責0円)

人身傷害補償:1名につき3,000万円まで

搭乗者の自動車事故によるケガ(死亡・後遺障害を含む)につき、運転者の過失にかかわらず、損害額が補償されます。(限度額3,000万円:損害額認定は保険契約に基づき保険会社が行います。)

トヨタシェアでは、利用料金の中にロードサービスまで含まれています。

また、NOC無料プラン(330円/回)でNOCが全額免除となります。

 

レンタカーより優れているカーシェアの補償内容

https://blog.careco.jp/6275

短時間利用にメリットのあるカーシェアと、長時間利用にメリットの大きいレンタカーでは、ユーザー層が被るというわけではないですが、提供される自動車保険の内容についてはカーシェアのほうが優れています

レンタカーの場合、車両補償にNOC補償まで含めると2,000~3,000円前後のの補償料(24時間)が必要となりますが、カーシェアの場合には車両補償は利用料金込みで、NOC補償も330円前後で済みます。

短時間利用のユーザーの多いカーシェアのほうが事故率が低そうなので、保険料も安いということなのでしょうか?

 

まとめ

ドライバーにとっては非常に重要な自動車保険ですが、大手カーシェア3社と自動車メーカー系カーシェア3社の自動車保険の内容を見てみました。

トヨタシェアと日産e-シェアモビについては、後発組のカーシェアリングサービスなだけに、他よりも充実したサービスが提供されています。

そんなカーシェアリングを、あなたのお近くのカーステーションを探したり、レンタカーや他のカーシェアリング会社との料金比較ができる『カーシェアリング・レンタカー比較のDRIVE go SEARCH』で探してみることをおすすめします!

JAFと自動車保険のロードサービスの違いとは?

シェアする