カーシェアリング

軽自動車=軽油という間違いはなぜ起きるのか?

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若者のクルマ離れを象徴するような出来事

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若者のクルマ離れという言葉がよく使われますが、確かにクルマを運転しない、あるいは、自動車免許を取得しようとしない若者が増えてきています。ところが、クルマを運転するドライバーからすると、にわかに信じがたいような話がインターネット上で独り歩きしています。

何と軽自動車に間違って軽油を入れてしまったというのです。常識あるドライバーであれば、「都伝説なのでは?」あるいは「炎上狙いのブログでは?」と考えるでしょうが、残念ながらやらせではありません。驚くべきことに、JAFによると給油トラブル(間違い)は決して珍しいものではなく、軽自動車に軽油を入れてしまったことによる出動要請も非常に多いのが実情だそうです。

この笑い話か冗談としか思えないような話が決して少なくないという現実から考えても、若者のクルマ離れ現象とは相当なところまで来ているのではと考えざるを得ません。

 

給油間違いによるJAFへの救援件数が1か月で269件も

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軽油=ディーゼル車の燃料と知っている人には信じられないような話ですが、軽油=軽自動車の燃料と思っている人が多くいるのです。ちなみに、Wikipediaでも「軽油の名は重油に対応してつけられたものであり、軽自動車の燃料ではない」と冒頭部分にわざわざ書いてあります。

実際に前述のJAFが、2016年に燃料の給油間違いによるトラブルへの注意喚起として公表した数字によると、2015年12月の1か月間にドライバーからあった救援依頼のうち「燃料を入れ間違えた」という申し出があったものが、全国で269件ありました。

実際には、ドライバーが入れ間違えたことに気づかずに走行不能となったトラブルなども多いでしょうから、実件数はさらに多いのではと思われます。

 

燃料を入れ間違えた理由とは!

気なるのは、なぜ燃料を入れ間違えたかということですが、JAFの調査によると以下のような理由が多くなっています。

軽自動車は軽油と思っていた

これも上記のように、Wikipediaでも指摘されているくらいですから、意外に軽自動車だから軽油と信じ込んでいる人が多いということでしょう。例えば、普段はほとんどクルマに乗らずに、旅行先で軽自動車のレンタカーを借りた場合などには間違える可能性もあるのでしょう。

また、軽自動車は経費が安いというイメージから、ガソリンよりは安い価格である軽油と結びついてしまうということもあるのでしょう。高級車=ハイオク、普通車=ガソリン、軽自動車=軽油なのかもしれませんね!

普段乗らないクルマだった

これは今後増えると予想される理由でしょう。次世代型のモビリティライフでは、クルマは所有するものではなく利用するものというサービスとなりますので、借りたクルマがはじめて乗るクルマだったということはあり得ますね。

うっかりしていた

うっかりにはいろいろなケースがあるでしょうが、給油中のうっかりは非常に危険ですので注意したいものです。

 

ハイオク車にレギュラーガソリンを入れた場合にはどうなるの?

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燃料の入れ間違いというと、おそらくハイオク車にガソリンを入れた場合はどうなるの?という疑問を持つ方もいるかもしれません。

国産車の場合にはほとんどがレギュラーガソリンとなりますが、高級輸入車などにはハイオク車が多くあります。結論からいうと、ハイオク車にレギュラーガソリンを給油しても走行自体には問題ありません。実際に、ハイオク車にレギュラーガソリンを給油している人も多いと思われますが、メーカーのほうでも想定済みでレギュラーガソリンでも走行できるようになっています。

以前は、ハイオク車にレギュラーガソリンを給油すると「ノッキング」が起こるといわれていましたが、現代のクルマはエンジンがコンピューターで制御されており、ハイオク車にレギュラーガソリンを入れてもレギュラーガソリン用のプログラムが作動し、自動的に燃料噴射や点火時期を遅らせノッキングを押さえるようになっています。

もちろん、そもそもハイオク用のエンジンですから、出力や燃費は落ちる傾向にありますので奨励するような話ではありません。ハイオク車にはハイオクガソリンを使用するようにしましょう。

 

軽自動車に軽油を入れてしまった場合にはどうする!

上記3つの間違えた理由のうち「うっかり」以外の間違いは、給油終了後の走行中にクルマが走行不能となりますので、ほとんどのケースではその時点で知ることになります。ひょっとすると、その時点でも気づいていない人も多いのかもしれません。

その場合には、路肩などの安全な場所にクルマを停めて、ロードサービスに連絡することになります。軽油の入れ間違いであるということが分かると、もはや走行不能ということでレッカー移動することになりそのまま修理に出します。

ただし、うっかりミスでエンジンをかける前に軽油の入れ間違いに気づいた場合には、ガソリンタンクの洗浄だけで済む場合もあり、ガソリンスタンドに整備士がいる場合にはその場で対処してもらえる可能性もありますし、その場合には修理費も5万円前後に抑えられます。

エンジンをかけてしまうと、ガソリンタンクから軽油が部品に浸透していくため、その部分まで洗浄していく必要があります。また、車を走らせていた場合には浸透していく部品が多くなるため、走らせればそれだけ修理代もかさむことになります。

 

レンタカーやカーシェアで燃料の入れ間違いをした場合どうする?

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レンタカーやカーシェアリングサービスでは、燃料の入れ間違いのないように工夫されているケースがあります。例えば、タイムズカープラスの場合には給油口にセルフスタンドの給油ノズルと同じ色のシールが貼ってあります。「うっかり」のケースではここで気づくこともあるでしょう。

間違えて軽自動車に軽油を入れてしまった場合には、上記のような対応をしますが、カーシェアやレンタカー会社に必ず連絡します。残念ながら、このケースでは過失による物損事故となりますので修理代は保険では適用されません。タイムズカープラスの場合には、実費+NOC(2万円)が請求されます。

 

まとめ

若者のクルマ離れを象徴するような話ですが、軽自動車の燃料はレギュラーガソリンではなく経由だと思っている人が意外に多いのには驚きです。間違って、軽自動車に軽油を入れてしまうと、走行不能となり、修理代も高くつきますので注意が必要です。

カーシェアでは、軽自動車はそれほど多いわけではありませんが、給油する際にはレギュラーガソリンであることを間違わないようにしましょう。

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