カーシェアリング

休日のコインパーキングの駐車料金が高くなる理由とは!年末年始も要注意

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いつも空いているコインパーキングにクルマを停めてみたら

PEXELS

日曜日にカーシェアを借りて家族と出かけた帰り、遅い時間になったので、前々から気になっていた新規オープンのラーメン屋さんで夕食を済まそうという話になり、確か近くにいつも空いているコインパーキングがあったなと、そのコインパーキングにカーシェアのクルマを止めてラーメン屋さんに向かいました。

ちなみに、利用したカーシェアのサービスは、残念ながら10月1日から消滅した18:00~24:00までのタイムズカーシェアのアーリ―ナイトパック(※)で、時間を気にする必要はありませんでした。

さて、期待通りのとんこつラーメンに満足しながら帰宅しようとコインパーキングに戻って料金を確認したところ、「えっ、30分を少し超えたくらいなのに!」何と今食べたばかりのとんこつラーメン1杯分よりも高い金額が請求されました。

※ 2019年10月1日の料金改定によりサービスがなくなり、ミニマムチャージおよびナイトパックに引き継がれています。

 

人気のないコインパーキングにはそれなりの理由がある

タイムズ駐車場公式サイト

このラーメン屋さんは、港区の比較的大通りに面している場所にあります。何度か歩いて通り過ぎた時に、強烈なとんこつの匂いに惹かれて「今度行かなくては!」と思っていたのですが、近くには、大通りに面したコインパーキングは、今回利用したコインパーキング以外はありません。

夜にこの大通りをクルマで通ると、このコインパーキングがいつも空いていたので、今回もここに停めれば大丈夫という思いがあったのです。

また、港区のようなビジネス街のコインパーキングって、平日昼間はどこもほぼ満車状態なのですが、夜になると空いているところも多いので、何も考えずに利用しました。

後でわかったのですが、このコインパーキングは、この辺りでは大通りに面した時間貸し駐車場が他にないことから、他のパーキングよりも高めの料金設定がされており、平日の昼間でも空きが目立つ駐車場でした。

 

分かりにくいコインパーキングの料金設定

タイムズ駐車場公式サイト

普段、カーシェアリングサービスを利用する際には、料金体系が決まっていますので、何ら考えることなく利用できますが、コインパーキングの場合にはそうではありません。

カーシェアは全国一律のサービスですから分かりやすいのですが、コインパーキングの料金は場所やエリアによって異なりますし、同じタイムズ駐車場やリパークなどの大手駐車場でも場所や時間帯によって異なります

ましてや、個人経営の時間貸し駐車場の場合には、料金体系はオーナー次第ということになり、一応看板等に料金が説明してあるものの、利用してみたら考えていた料金とは違っていたということが少なくありません。

特に、最近トラブルとして目立つのが、最大〇〇〇円というやつで、例えば、最大でも1日2000円という看板につられて数日間駐車してみたところ、最大2000円というのは1日目だけで、2日目からは普通に課金されており、想定をはるかに超える駐車料金が請求されるという問題です。

悪質とまでは言えないでしょうが、よほど看板などでわかりやすいように表記しない限りは、説明不足と言われても仕方がないでしょう。

休日には料金が高くなる駐車場も

PEXEL

さらに、冒頭のコインパーキングのように、駐車しやすい場所にあり、また他のコインパーキングが近くにない場合などには、高めの料金が設定されたり、休日などにはさらに料金が高くなるコインパーキングも少なくありません。

コインパーキングとは、コンビニエンスストアのような商店ではなく、不動産経営でしょうから、エリアによって料金に差が出るのは仕方がないとしても、まるで観光地の駐車場のように休日になると料金がアップするという仕組みはどうなのでしょう。

ちなみに、タイムズ駐車場の場合には、タイムズ駐車場の料金設定には基準がなく(オーナー次第)、これまでのデータや相場、立地条件などから判断し適切な料金設定を行っているようです。

 

年末年始もコインパーキングの料金には要注意

PEXELS

これは何もコインパーキングだけの問題ではありませんが、コインパーキングの看板に書いてある料金の横に、「特定日を除く」と但書があるケースがありますが、特定日とは、一般的には連休や年末年始などの一時的に利用者が急増する時期のことを指しています。

タイムズ駐車場のケースでは、一時的に利用者が急増し、駐車場内が混雑することによる入庫待ちの発生が想定される場合に限り、料金を変更することがあります。

前述の観光地の駐車場のケースと同様で、入庫待ちによる周辺道路の渋滞を避けることを目的に料金を変更しているということです。

休日の回転すしや大型スーパーなどでは良く見かける光景ですが、コインパーキングの場合には駐車台数が少ないケースがほとんどですから、警備員を配置していたのでは赤字になってしまうということでしょう。

 

大手コインパーキングの場合には事前に料金が確認できるケースも

タイムズ駐車場公式サイト

駐車場としては狭いスペースのものがほとんどですが、逆に、そのことが駅前などの便利の良い立地にも多く存在するコインパーキングは、簡単便利に利用できますし、安い料金のみ支払えば駐車禁止キップを恐れる必要がなくなるという優れものです。

ところが、あまりに便利なために、何も考えずに利用してしまうと予想外の請求が待ち受けていたりします。こんな料金なら利用しなかったのにと思っても後の祭りです。

大手コインパーキングの中には、事前にネット上で料金が確認できるケースもあります。タイムズ駐車場を利用する場合には「Parking Information」、その他のコインパーキングでは「コインパサーチ」など、コインパーキング管理会社が提供するサイトで料金シミュレーションすることができます。

事前に料金が分かっていたら、安心して利用できますよね。

 

カーシェアでコインパーキングを利用する場合

短時間利用が多いカーシェアリングサービスでは、クルマをコインパーキングに駐車する機会はそれほど多くはないでしょう。

自称カーシェアヘビーユーザーの筆者の場合には、家族の送迎や買い物などでの利用が多いのですが、唯一知人宅に行く際にコインパーキングを利用します。

ただし、このケースではいつも同じコインパーキングを利用していますので、予想外の料金を請求されたということはありません。

やはり注意したいのは、新規開拓のラーメン屋さん近くのコインパーキングのように、初めて利用するところで、かつあまり人気のなさそうなコインパーキングでしょう。できればゴールデンタイムや休日などの場合には、事前に料金を確認してから利用するほうがよいでしょう。

 

まとめ

同じエリア内にあるコインパーキングなのに、いつも満車状態のところと、逆にいつも空いているコインパーキングってありますよね。

コインパーキングには基準となる一律料金体系が存在しませんので、どこに停めても同じだろうと考えていると、場合によっては想定外の料金を請求される可能性もあります。

特に、休日利用の場合には注意が必要で、年末年始のような特定の日にも料金が高くなる傾向があります。

カーシェアユーザーの場合には、コインパーキングを利用することは少ないかもしれませんが、コインパーキングの料金体系は同じエリア内にあっても同じでないということを頭に入れておきましょう。

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