カーシェアリング

ご存知でしたか?ウォッシャー液には専用のウォッシャー液を入れたほうがよい理由を

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ウォッシャー液とは

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クルマには、フロントガラスを掃除するウォッシャー液が必ず標準装備されています。メンテ関係はすべて業者さん任せという方でも、ウォッシャー液は何度か使ったことがあるでしょう。フロントガラスのちょっとした汚れでも、気軽に使えるウォッシャー液できれいになります。そんなウォッシャー液ですが、無くなってしなう場面にもまた遭遇しやすいものです。

ウォッシャー液は、ワイパーを作動させるレバー(ワイパーレバー)を手前に引くことで噴出できます。ウォッシャー液が噴出しフロントガラスにかかるとワイパーが自動的に作動しきれいに掃除してくれます。リアワイパー装着車の場合には、ワイパーレバーについているスイッチを作動させることで、フロントと同じ機能が働きます。

クルマのウィンドウはガラスでできています。ガラスはその特性上、引っかき傷などには比較的強いのですが、汚れをためてしまうと曇りや油膜汚れなどが発生しやすいという面もあります。クルマの場合、ドライバーの視界が遮られることは非常に危険ですので、見づらい時には積極的にウォッシャー液で掃除する人がほとんどでしょう。

 

ウォッシャー液を補充・交換するには

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ウォッシャー液は気軽に使える分無くなるのもまた早く、補充・交換する場面はエンジンオイルの補充などと比べるとあっという間にやってきます。ウォッシャー液の補充は、ガソリンスタンドやメンテナンスショップ、もちろんディーラーでもできますが、少しの知識さえあれば誰でも簡単に行えます。自分でやるほうが圧倒的に安上がりですから、ぜひ自分でやるようにしましょう。

また、ウォッシャー液の交換とは、基本的には補充のことを言います。通常は、同じタイプのウォッシャー液を補充するといいことになります。

 

ウォッシャー液の種類とその特性

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カーショップやアマゾン、楽天などの通販サイトには、何種類ものウォッシャー液が販売されています。原液のまま使用できるものもあれば、水で薄める必要のある製品もあります。利用方法を確認してから購入するようにしましょう。

ノーマルタイプ

一般的なウッシャー液で、成分は界面活性剤とメタノールが中心になっています。

撥水タイプ

シリコンやフッ素などを混ぜたウォッシャー液で、クルマの速度に応じて水をはじく効果を持っています。

油膜取りタイプ

通常のウォッシャー液で掃除したり、濡れ雑巾でフロントガラスを拭いたりしても視界がぼやけているような場合、油膜による汚れが付着している可能性があります。こんな時に使われるのが、油膜取りタイプのウォッシャー液です。

解氷タイプ

塩化カルシウムなどが混じっているため、霜や雪、氷などを溶かす能力の強いウォッシャー液です。通常のものと比べると、不凍能力も高くなっており、寒冷地に住んでいる人や、冬場にスキーに出かける際などに利用されます。

 

上記4種類のウォッシャー液の中で、撥水タイプと油膜取りタイプの相性はよくありません。この2種類を補充により混ぜ合わせないようにしましょう。

 

ウォッシャー液の代わりに水を入れるのはNG!

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ウォッシャー液の代わりに水を使うことができれば、こんなに楽で安上がりな話もないのでしょうが、残念ながら、ウォッシャー液の代わりに水を利用するのはNGです。

ウォッシャー液の目的は、フロントガラスの汚れを落とすためなのに、なぜ水では代用できないのでしょうか?水だけで代用した場合には、どのような不具合が発生するのでしょうか?

洗浄能力の低下

当然ですが、フロントガラスに付着した汚れを落とすためには、専用のウォッシャー液でないと簡単に汚れが落ちない場合があります。水だけでも簡単な埃ぐらいなら取れるでしょうが、ちょっとした汚れになると落ちにくくなり、ドライバーの視界をふさぎやすくなります。

実際に利用する際には、ちょっとした汚れであることも多く、それゆえ、水でも大丈夫でしょ!と思ってしまいがちですが、いざという時に困ってしまいますので、専用のウォッシャー液を利用しましょう。

凍結の危険性

専用のウォッシャー液にはアルコールが含まれており、気温が0℃以下になっても凍ることはありません。しかし、普通の水では気温が0℃以下になると凍ってしまいます。

ウォッシャー液が凍結すると、フロントガラスを掃除できないばかりでなく、ポンプなどを破損させてしまう可能性もあります。場合によっては、噴射されたも水がフロントガラスの表面で凍ってしまい視界を遮ってしまうということもありえます。

タンク内に藻が発生してしまう

ウォッシャー液を入れるタンクは樹脂で作られた普通のタンクですから、タンク内が水だけになってしまうとタンク内に藻が発生することがあります。藻が発生してしまう、クルマの振動で藻が剥がれ、剥がれた藻がウォッシャー液の通路をふさいでしまうということもあります。こうなると、自分の手に負えなくなりますので、業者さんに依頼して掃除する必要が出てきます。

 

水を入れていい場合もあります

もちろん、水は全くNGというわけではなく、ケースバイケースでミスを入れても良い場合もあります。

ウォッシャー液を薄める場合

多くの種類のあるウォッシャー液には、水に薄めて使用するタイプのものもあります。この場合には、当然薄めるために水を入れます。

また、今まで使用していたウォッシャー液から違うメーカーのウォッシャー液に変更する場合には、念のために、いったん水を入れてキレイにしてから新しいウォッシャー液を入れることもあります。

タブレット型のウォッシャー液を利用する場合

ウォッシャー液は比較的大きなタンクに入っているので、持ち運びにくく、携帯するのは難しいですから、タブレット型のウォッシャー液を利用する人もいます。タブレット型のウォッシャー液を利用する場合には、水を入れて利用しますので、この場合には問題ありません。

臨時でウォッシャー液を利用する場合

緊急にフロントガラスをきれいにしたいのだが、専用のウォッシャー液が切れている場合には、代用として、少しの水を補充してフロントガラスをきれいにします。

あくまで臨時としての利用ですが、この場合にはフロントガラスをきれいにすることを優先します。

 

まとめ

マイカーを利用していると、洗車とともに頭の痛いのがウォッシャー液の補充です。気軽に使えますので、少しの汚れでもすぐにウォッシャー液を出しますので、その分無くなるのもあっという間です。

専用のウォッシャー液の代わりに水を利用できたらと多くの方も思っているでしょうが、残念ながらNGのようです。

カーシェアだと、ウォッシャー液もちゃんと事業者のほうで補充して切れますので大変便利ですね。

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