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最悪期を迎えた日韓関係!日本製品不買運動もささやかれる中、日本車は絶好調?

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最悪期の日韓関係

WIKI

新聞やニュースでは、日韓関係は史上最悪の状態に入っているとのことです。確かに左翼系の大統領ですから、ある程度は予測されていたものの、レーダー問題、徴用工問題と次々に両国の関係が悪化するような問題がでています。

このようなことから、日本製品の不買運動も噂されており、日本製品を韓国市場から追い出してしまえという風潮が出ているようです。日本企業による韓国撤退という話もよく聞かれるようになりました。

しかしながら、このような報道を毎日聞いていると、最早韓国では日本製品を購入しようという人は少なくなっているのかなとも思いがちですが、そんな中で、驚くようなニュースも発表されています。韓国の人たちも驚いているようですね。

景気不振が続く韓国では、輸入車販売が大不振に陥っているのですが、何と日本車に限ってはすさまじい人気となって売れているということで、これにはさすがの韓国の人たちも驚いているようです。

 

韓国で日本車が大人気に

http://newsroom.toyota.co.jp

2019年5月9日、韓国メディアの韓国経済は「今年の韓国の輸入車市場では日本車の逆襲が凄まじい」と報じています。

KAIDA(韓国輸入自動車協会)によると、韓国における2019年4月の輸入車登録台数は18219台と、前年同月の25923台から29.7%も減少しています。今年に入ってからの4月末時点での累積台数も昨年同期の93328台から70380台と24.6%の減少となりました。また、韓国における輸入車のシェアは、昨年平均は16%台でしたが、今年の3月からは13%台まで落ち込みを見せています。

輸入車販売台数の落ち込みは、韓国の景気不振によるところが大きいと思われ、サムソンの不振に代表されるように相当深刻な経済状況となっていると思われます。

このような状況の中で、日本車、とりわけホンダとレクサスの販売は絶好調となっています。ホンダは今年の3月末累計で2938台を販売しており、昨年同期累計の1348台の2倍以上販売していることになります。

同様に、レクサスも今年の3月累計で4187台を販売し、昨年同期の3433台から21%も増加しています。

日韓関係が史上最悪の状況となっている現状で、この日本車の状況には、驚きをもって報道されています。

 

4月の韓国輸入車販売台数

韓国輸入販売台数

ブランド 2019年 2018年 前年
同月比
4月 シェア 4月 シェア
Mercedes-Benz 6,543 35.9% 7,349 28.3% -11.0%
BMW 3,226 17.7% 6,573 25.4% -50.9%
Lexus 1,452 8.0% 872 3.4% 66.5%
Volvo 916 5.0% 863 3.3% 6.1%
Chrysler/Jeep 915 5.0% 486 1.9% 88.3%
Ford/Lincoln 833 4.6% 1,054 4.1% -21.0%
Toyota 831 4.6% 1,709 6.6% -51.4%
Honda 735 4.0% 426 1.6% 72.5%
MINI 725 4.0% 749 2.9% -3.2%
Land Rover 517 2.8% 911 3.5% -43.2%
Porsche 336 1.8% 275 1.1% 22.2%
Nissan 307 1.7% 449 1.7% -31.6%
Peugeot 254 1.4% 385 1.5% -34.0%
Infiniti 211 1.2% 208 0.8% 1.4%
Cadillac 123 0.7% 142 0.5% -13.4%
Jaguar 107 0.6% 249 1.0% -57.0%
Maserati 101 0.6% 125 0.5% -19.2%
Citroen 45 0.2% 80 0.3% -43.8%
Rolls-Royce 22 0.1% 13 0.1% 69.2%
Bentley 15 0.1% 31 0.1% -51.6%
Lamborghini 5 0.0% 0 0.0% -%
Audi 0 0.0% 2,165 8.4% -100.0%
Volkswagen 0 0.0% 809 3.1% -100.0%
Total 18,219 100.0% 25,923 100.0% -29.7%

出所: 韓国輸入自動車協会(KAIDA)

 

4月の販売実績を見てみると、BMWが大きく落ち込みを見せる中、レクサスが2位のBMWの牙城に迫っているのが見て取れます。同じ日本車でもトヨタと日産については他の輸入車同様に大きく落ち込んでいます。従って、日本人から見ると、正確にはレクサスとホンダが大きく伸びているということになります。

 

韓国で日本車が売れる理由とは

pexels

筆者は、昨年ソウルに行っていますが、確かに、他の国で見られるような日本車が多く走っているという光景はあまり見られないというか、たまに日本車を見かける程度でした。

日本もそうですが、韓国でも輸入車といえばドイツ車(特にメルセデス・ベンツとBMW)が強く、2018年4月ではこの2社でシェア53.7%を占めており、同時期のレクサスは3.4%にすぎませんでした。ところが、2019年4月ではレクサスのシェアが8%まで伸びているのです。

この要因として考えられるのは、前年3位のAudiが、VW/Audiが事実上の撤退(?)という状況で、販売台数が0となったため、その分がレクサスに回ってきているといえそうです。

報道によると、日本車の購入層は50~60歳代が多く、ソウル以外の光州や大邱などの地方で目立っています。光州といえば反日感情の強いエリアともいわれていましたが、韓国の歴史と自動車は別物というところでしょうか?

実際に売れたクルマを見てみると、ホンダではアコードハイブリット、レクサスもハイブリッド、またシェアは大きく落としましたがトヨタのカムリハイブリッドも売れています。

このことから、長引く景気不振の中で、韓国の消費者が選択した輸入車は、性能とともにハイブリッドカーなどの低燃費車であったと考えるのが正解のようです。

EV化が進む中で、世界中でハイブリッドカーが人気化していますが、韓国でも同じ流れが来ているということで、政治的な問題からきている関係悪化ということはほとんど影響していないということでしょう。そういえば、ソウル市長もレクサスに乗っているようですね!

 

まとめ

メディアの報道によると、日韓関係は史上最悪の状況となっているようですが、そんな中で韓国の輸入車販売で日本車が凄まじい伸びを見せています。正確には、韓国から見ると日本車ということになりますが、伸びているのはレクサスとホンダで、トヨタと日産は他の輸入車と同じように苦戦しています。

また、実際に売れているのは性能の良い日本車だからというよりは、燃費の良いハイブリッドカーというところで、このあたりはコンパクトカーが大人気となっている日本と同じ状況ともいえるでしょう。

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