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ちょっとした当たり前のことがクルマを手放すときに大きな差となる
トヨタのアクアは、発売以来モデルチェンジをしないクルマとして知られていましたが、理由は簡単で、モデルチェンジする必要もなく販売が好調であったからです。
こういうクルマはそうは出ませんが、アクアはモデルチェンジしないことから中古車市場でも人気で、他のクルマと比較すると若干は高く売れたようです。
アクアほどではないにしても、同じ中古車でも高く売れる車とそうでないクルマははっきりと分かれています。その最たる違いとは、所有者が日常的に愛車を長持ちさせるために努力をしているかどうかです。
マイカーは下取りに出す時代から買取に出す時代となっていますが、愛車を長持ちさせる努力は最後に手放すときになって所有者にかえってくるようです。
そんな愛車を長持ちさせるための日常行為8個を紹介します。
日なたに止めない
紫外線に弱いのは人間だけではありません。クルマも紫外線の影響を受けることになり、塗装を劣化させ、よく見かけるライトくもりも紫外線の影響です。
クルマを買い取ってもらう際にも、屋根付き駐車場に置いておいたクルマは高評価を受けやすくなります。屋根付きが無理な場合でも、できるだけ青空駐車場は避けてボディカバーだけでも掛けたいものです。
アイドリングはしない
地球温暖化が叫ばれていたころには、盛んにアイドリングストップも言われていましたが、最近では、アイドリングしっぱなしで駐車しているクルマが増えているように思われます。
もちろん、アイドリングは環境にも悪いでしょうし、何よりクルマにとっても、エンジンを低回転でゆるゆると回すことはエンジンの寿命を縮めることになってしまいます。
せっかくエコカーに乗ったり、カーシェアリングサービスを利用しておきながらアイドリングはないですよね。数分でも移動しないことがわかっているなら、エンジンは停止しておきましょう。
やはり洗車は大切です
マイカー所有者の悩みの一つに洗車があります。洗車すること自体、結構な重労働となりますし、首都圏などでは洗車したくても洗車場が少ないという問題もあります。
雨が降ったりすると見た目にも悪いですが、それ以上に汚れには様々な物質が含まれていますから、塗装にダメージを与えてしまいます。クルマを長持ちさせたいのであれば、早目に汚れは取るようにしたいものです。
ワックスをかける
最近のクルマの塗装はかなり良くなっていますが、それでも所詮は樹脂です。コーティングをするか、洗車時にはワックスも一緒に賭けたいところです。昔は、当たり前のように洗車したらワックスがけを行っていましたが、最近は、そこまでする人は少なくなっています。
洗車したり、ワックスがけをしているとマイカーに愛着がわいてきますので、大事にに運転するようになり交通事故に遭う可能性も少なくなると思うのですが。
コーティングやワックスがけをしているクルマは、見た目が非常にきれいですので売却する際にも売りやすくなる可能性は高くなるでしょう。
エンジンオイル交換
整備の行き届いたクルマというと、やはりエンジンオイルの交換は間違いなくこまめに行われているものです。言ってみれば、クルマのエンジンとは人間でいえば心臓部分となるでしょうから、ここが快適なクルマは長持ちしますし、走りも衰えないものです。
大切なことは、お金を掛ければよいというわけではなく、定期的にオイル交換を行うということです。
エンジンオイル以外のオイルも定期的に交換する
せっかくエンジンオイルを定期的に交換するのなら、エンジンオイル以外のオイルも定期的に交換したいものです。エンジンが心臓部分とは言え、エンジンだけで運転できるわけではありませんので、ATフルード、ミッションオイル等、こちらも定期的に交換することで、クルマを長持ちさせます。
クルマを止めるときは真っ直ぐに止める
これも昔はよく言われていましたが、クルマはまっすぐに止めるということです。できるだけ平たい土地に止めて、4つのタイヤに対する力を均等化します。ハンドルも真っ直ぐにしておきましょう。
カーシェアユーザーの場合にも、これくらいのことは常識として実施したいものです。
軽い暖機と一呼吸置いたエンジン停止
最近のクルマでは、昔のような長い暖機は必要ありませんが、週に1回しか運転しないというようなマイカー所有者の場合には、エンジン内部にオイルが回るまで一呼吸待ちましょう。たまにしか運転しないと、エンジン内部の油膜が落ち、いわゆるドライスターターになる可能性があります。
同様に、止める時にも一呼吸おいてからエンジンを切るようにしましょう。
カーシェアではこのような日常的なことは誰がやってるの?
マイカー所有者は、クルマを長持ちさせたり、手放すときに少しでも高く売却したいのなら、これらのことを日常的に実施する必要があります。
それでは、カーシェアリングサービスの場合には、これらの日常的なことはユーザー同士が順番に行なうことになるのでしょうか?
答えは「No!]です。本来的な、カーシェアリングサービスという意味からは、ユーザー同士が助け合いながら利用するものですから、各ユーザーが気を付けてこれらのことを行うということになるでしょう。
ところが、日本のカーシェアというと、いわゆる大手3社に代表される事業者が提供するカーシェアリングサービスですから、これらの日常的なことはサービス提供者である、カーシェア事業者が実施してくれます。
たまにしか利用しないというカーシェアユーザーの場合には、見たことがないという人も多いでしょうが、実は、定期的にカーシェア事業者では巡回員がカーステーションを回っており、その際に整備や清掃、点検などが行われます。
ユーザーが行えるのは、クルマを停める時には真っ直ぐに停めることくらいになりますね!
まとめ
8個すべてを実施しなくても、これらのいくつかを行うだけでもクルマの寿命はかなり違ってくることになるでしょう。実際には、動かなくなるまでクルマを乗りつぶすという人も少ないでしょうから、買い替えのために、下取りに出したり、買取に出したりする際には愛車を大切にしておいて本当に良かったと思うはずです。
カーシェアの場合には、ほとんどのことをカーシェア事業者がサービスとして行ってくれますので、洗車やワックスがけも必要ありませんし、本当に楽ですね!
カーシェアユーザーは、マイカー所有者と比べると、コストと時間を大きく削減できますから、余ったお金と時間を他に有効活用することができます。
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