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煽り運転されたらコレをしよう

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煽り運転とは

 

東名高速での煽り運転が原因となる悲惨な事故は、多くの人にとって他人事とは思えない話で、特に高速道路などで煽られて怖い思いをしたことのある人も多いのではないでしょうか。

 

一般道でも十分恐怖感がありますが、高速道路ともなると恐怖を通り越して怒りすら感じてしまいますが、長いこと運転している人はら数年に1度くらいはこのような経験をすることがほとんどです。

 

煽り運転とは、他の車に対する嫌がらせ運転のことで、以下の場合が該当します。

1.前の車に対して、衝突するほどに車間距離を詰め、道を譲るよう強要する

2.前の車を猛スピードで追い掛け回す

3.ハイビーム、パッシング、クラクション、幅寄せ等で威嚇する

 

程度の差にもよりますが、多くのケースでは、1と3を同時に行いながら、道を譲らなかった場合には2になることが多いのではないでしょうか。

 

このような脅し行為を行うことや、いわゆる「当たり屋」も煽り行為として一括りにされています。

 

 

煽り運転は立派な犯罪行為です!

 

メディアに取り上げられることも多い煽り運転ですが、相手がけがをしたり最悪のケースで死亡した場合には、道路交通法26条により車間距離保持義務違反となります。

 

当たり屋の場合には確信犯ですが、質の悪いドライバーが日常的に行っている煽り運転行為は立派な犯罪行為であり、知らなかったでは済まされない行為なのです。

 

現在、テレビやネットなどのメディアで煽り運転が多く取り上げられていますが、煽り運転行為を平然と行っている質の悪いドライバーも、自分が犯罪行為を犯していおり、検挙された場合にはどのような罰則があるのかを知れば、このような迷惑行為も少しは減少するのではないでしょうか。

 

・道路交通法26条

(車間距離の保持)
第二六条 車両等は、同一の進路を進行している他の車両等の直後を進行するときは、その直前の車両等が急に停止したときにおいてもこれに追突するのを避けることができるため必要な距離を、これから保たなければならない。

 

煽り運転への対策を求める声の高まりを受けて、警察庁は2017年12月に事故に至っていなくても、暴行や脅迫などの事実が認められる場合にも免停(免許停止30日~180日)などの処分を適切に行うようにしました。

 

さらに、2018年1月には罰則が用化され、悪質・危険とみられる煽り運転に対しては、道路交通法違反のみならず危険運転致死罪や暴行罪などを適用し、これまで以上に罰則を厳しくしました。

 

 

万一、煽り運転された場合の3つの対処法

 

ドライブレコーダーの設置

 

万一、煽り運転を受けた時にはどのような対処法が有効なのでしょうか。

 

まず第一に、相手にせずに道を譲るというのが最善の方法で、煽り返したりすると余計面倒なことに巻き込まれることもあります。

 

特に、若くて腕に少々自信のある男性の場合には、車を止めて先に相手を怒鳴りつけという先制攻撃は時により抑止力以上の効果を発揮することもありますが、相手が薬物中毒者である可能性も高く、また道路という極めて危険地帯で車から降りるという行為はリスクが高すぎますので、ぐっと耐えることが重要です。

 

煽り運転に対して有効性があるといわれているのがドライブレコーダーで、煽り運転をしてくる車の様子を動画撮影することで、煽り運転の証拠映像となりますので、警察に通報する際の証拠として利用できますし、相手に対する抑止効果もあります。

 

もちろん、自分のスマホで撮影することは危険運転になりますので、同乗者がいる場合かドライブレコーダーを設置していることが条件となります。

 

 

警察に通報する

 

できればかかわりたくはないものの、忘れたころにやってくるのが煽り運転するドライバーで、執拗に絡んできたりトラブルに発展した場合には、煽り運転は違反行為なのですから警察に通報しましょう

 

110番に電話したことない人も多いかもしれませんが、はじめてでもわかるように対応してもらえますので、落ち着いて状況を連絡しましょう。

 

警察に通報する際の注意点

1.緊迫した状況の場合でも、できるだけ安全な場所に車を停車するようにします。安全な場所がなければ停車は事故に繋がりますので、必ず先に安全を確保します。

2.煽り運転車のナンバー、車種、車のカラー、トラブルの状況などをしっかりと記憶しておきます。

3.常習犯の場合には、車から降りてきて威嚇したりしますが、相手にせずにドアにロックをかけて警察が到着するのを待ちます。窓を開けたりすると、キーを奪われたりしますので必ずロックをしておくことです。

 

こちらの状況から警察に通報したと思われると、ほとんどのケースではその場から立ち去っていくでしょうが、後を追っかけたりせずに警察が来るのを待ちましょう。

 

 

抑止力

 

日本の防衛問題が議論される際には必ず抑止力が語られますが、実際に、空き巣の被害の場合には抑止力でほとんど防げることが証明されています。

 

防犯カメラや二重キーなどでしっかりと対策をとっているような面倒な人には、プロフェッショナルの空き巣は近寄っては来ないのです。

 

煽り運転にプロフェッショナルはいないかもしれませんが、ドライブレコーダーを付けているだけでも抑止効果は高いでしょうし、場合によってはダミーカメラでも一定の効果はあるでしょう。

 

警察に通報されることを最も嫌がるでしょうから、証拠映像を取られることを一番恐れすはずです

 

この車を煽ったり迷惑運転をしたら、証拠映像を取って警察に通報しますよ、という態度を示しておくことでほとんどの迷惑ドライバーは近寄ってこなくなるでしょう。

 

同様に、「カメラ撮影中」というステッカーを付けておくことも有効ですし、「赤ちゃんが乗っています」というステッカーは抑止力というよりはむしろ魔除けとして働いでくれるでしょう。

 

 

車社会の原理原則は譲り合いの精神から成り立つ

 

現代社会は車がないと成立しませんし、自動車産業は世界最大の産業とも言ってよいでしょう。

 

車ほど人間の生活を大きく変えたものも少ないでしょうし、こんな便利なものはそうそうありません。

 

しかしながら、便利さの裏返しとして、一つ間違えると命に係わる事故を起こしてしまうというリスクも抱えてしまうことになります。

 

車を利用することで非常に快適な生活を営むことができますが、そのためには一定のリスクを持ち続けることにもなり、このリスクを少しでもなくすようにしなければならないのです。

 

車のリスクを取り除いてくれるのはなんなのでしょう、自動車保険でしょうか、いいえ違います、自動車社会の原理原則は「譲り合いの精神から成り立っている」のです。

 

皆が譲り合いの精神を持てば、煽り運転はおろか、事故もほとんどなくなってしまうでしょう。

 

もちろん、そう簡単な話ではないのですが、少なくとも煽り運転を受けた場合にはこの気持ちを忘れなようにしたいものです。

 

 

まとめ

 

日常的に車を運転している人であれば、多くの人が経験している煽り運転行為や迷惑運転項にですが、東名高速での惨事を機にメディアで取り上げられることも多くなり、遂に警察庁も動き出し罰則強化などの対策が打ち出されるようになりました。

 

万一、煽り運転を受けた時のために、しっかりと対策を練っておき、実際の現場では落ち着いて対応できるようにしておきましょう。

 

煽り運転は犯罪行為ですから、泣き寝入りすることなくしっかりと警察に通報するようにしたいものです。

 

カーライフの多様化により、マイカーのみならずレンタカーやカーシェアを利用する人が急増していますが、特にカーシェアなどではドライブレコーダーは提供されていないことも多いですから、携帯型のドライブレコーダーやダミータイプのものも検討するとよいかもしれません。

 

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