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メルセデス・ベンツ Sクラスと日産スカイラインの自動運転はどっちが凄い!?

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最高峰セダンのメルセデス・ベンツ Sクラス と 「やっちゃえ日産」のスカイライン

メルセデス・ベンツSクラス
日産スカイライン400R

最近は新型車が発売されるたびに運転支援の機能がアピールされますよね。前のクルマに近づきすぎないように車間距離を調整しながら一定の速度を維持する機能や、車線をカメラで認識してそこから逸脱しないようにステアリングを補正してくれる機能など、少し前では考えられない能力を最新のクルマは持っているのです。

 

このような高機能な装備は輸入車が進んでいるというイメージですが、最近は日本車もどんどん自動運転機能を充実させています。では、輸入車と日本車の自動運転の最新事情はどのようになっているのでしょうか。高級車の代名詞であり、世界一の安全性を謳うメルセデス・ベンツの最高級サルーン、Sクラスと、日産が誇るプロパイロットを搭載するスカイラインの自動運転技術を比べてみましょう。

今回記事で登場する2台はこちらで借りられます。

メルセデス・ベンツ Sクラスはこちらから

日産 スカイラインはこちらから

 

短時間なら自動で車線を維持するSクラス

メルセデス・ベンツSクラス

両者とも数々の運転支援装置を搭載していますが、ここでは「運転操作をクルマが能動的に行ってくれる」機能に焦点を当ててみます。

まずSクラスには前車との距離を保ちながら設定速度で走行し、前者が停止したら停止し、さらに再発進まで行ってくれる「アクティブディスタンスアシスト」、また車線やガードレールなどを認識しながらステアリングを操作してくれる「アクティブステアリングアシスト」が備わっています。ステアリングから手を離していても走れるという、まさに自動運転気分を味わえますが、手を離して一定時間(約15秒)が経過すると警告が出て、なおもステアリングを握らないでいると機能が解除されますあくまで運転をサポートするもので、まだ手離しでずっと運転することはできないのですね。

またSクラスには「アクティブステアリングアシスト」がONの時に、ウインカーを2秒以上点滅させると車線変更を自動で行ってくれる「アクティブレーンチェンジアシスト」機能があります。ウインカーレバーをチョンとするだけで自動で車線を変更してくれるのですから、すごいですね。もちろん、側方の車両を検知して安全を確認してから作動するという賢さです。

メルセデス・ベンツSクラス

 

最上級のさらに上のメルセデス・ベンツ発表

Sクラスは駐車も自動で!

これらの機能を使うのは主に高速道路上ですが、Sクラスには街中でも便利な自動運転機能があります。それが「アクティブパーキングアシスト」と「リモートパーキングアシスト」です。「アクティブパーキングアシスト」は縦列と並列の駐車を自動で行ってくれるというもの。超音波センサーが駐車可能なスペースを検出し、アクセルとブレーキ、ステアリング操作、シフトチェンジをすべて自動で行って駐車してくれるのです。ドライバーはただ座っているだけ。駐車はどうも苦手で、という人にはありがたい機能です。

メルセデス・ベンツSクラス 自動駐車

リモートパーキングアシスト」はさらに進化した駐車支援機能。なんと、クルマから降りて、外からスマホから操作して縦列・並列駐車ができるのです。無人でクルマが動くなんて、未来感覚ですよね。クルマを駐車した後、狭くてドアが大きく開けられずに降りるのに苦労した、なんていう経験ありますよね。この機能はこういう時に大いに役立つのです。

日産のプロパイロット2.0 キモは高速道路での手放し運転

 

ではスカイラインはどうでしょうか。新型スカイラインには、日産の最新の運転支援装置であるプロパイロット2.0が搭載されています。

大まかな分類としては前車追従機能を持つACC(アダプティブクルーズコントロール)と車線を認識したステアリング操作機能なのですが、プロパイロット2.0の凄いところは、完全なハンズオフを実現したことです。つまり、一定の条件内で完全にステアリングから手を放して走行することを可能としているのです。

プロパイロット2.0は、ナビゲーションで目的地を設定すると、そのルート上の高速道路でアクセルとブレーキはもちろんのこと、ステアリング操作も行っての手放し運転を行ってくれます。自車速度よりも遅く走っている先行車がいると、追い越しをするかどうかをドライバーに訊ねてくれたり、ドライバーがスイッチを押すと車線変更も自動で行い、もちろんウインカーもクルマが出してくれます。そして高速出口ではウインカーを自動で出し、高速道路からの退出までもやってくれるのです。

日産スカイライン

 

ただし、プロパイロット2.0が作動するのは高速道路のみ、そしてカーブのきつい道では作動しない、また制限速度以上では作動しないなど、いくつかの条件があります。そしてモニターカメラによりドライバーが前方を注意していないと判断すると警告を出し、ステアリング操作などの反応がないと最終的にはクルマを停止させてしまいます。寝ていてもクルマが目的地まで運んでくれることはできませんが、現時点では最も自動運転に近いシステムだと言えるでしょう。

スカイラインにはSクラスのような自動駐車機能などはありませんが、高速道路での手放し運転を実現したという点で、自動運転ではSクラスをリードしていると言っても良いでしょう。しかも価格は557万5900円(GTハイブリッド)から購入できるのですから。これでプロパイロット2.0の作動条件以外でもSクラスのアクティブステアリングアシストのような機能があれば、より実用的なのですが(車線逸脱防止機能はあり)。

 

新型Sクラスハレベル3の自動運転を実現

 

しかし、日産もうかうかしていられません。この秋にSクラスはフルモデルチェンジを行いましたが、それでは高速道路などの自動車専用道路で、渋滞時(60km/h以下)にレベル3の自動運転を可能としているのです。このレベル3は、ドライバーが周囲やシステムを監視しなくてもよい、という段階で、つまりドライバーは走行中にスマホをいじったり本を読んだりしてもよい、というものです。

新型メルセデス・ベンツ Sクラス

レベル3は法規の問題もあり、実用化はこれからですが、自動運転にまつわる技術は日進月歩で進化しています。日産やメルセデス・ベンツだけでなく、世界中のメーカーによる自動運転バトル(?)はこれからますます熱くなっていきそうです。

 

本記事登場の2台を借りるなら、

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