この記事の目次
クルマの最新システムや便利な装備
いよいよ東京オリンピック・パラリンピックを翌年に控えて、レベル4の自動運転化を見ることができることとなりそうです。
もちろん、最近発売された日産自動車のハンズオフ機能などは、技術的にはレベル4といっても良いくらいのものですから、すでに自動運転化はかなり進んでいるとも考えられます。
ここでは、そんな自動運転時代をすぐ目の前に控えて、すでに現実に提供されている一度利用したらやめられないような最新システムや、あると便利なクルマの装備について着目してみました。
ハンズオフ機能
ハンズオフ機能とは、文字通り手をハンドルから話して自動運転するという機能のことで、日産自動車とBMWから提供されています。
これだと完全にレベル4の自動運転となります。今回日産自動車とBMWから提供されたのは、高速道路限定での機能となり、BMWのハンズオフ機能は高速道路での渋滞時での利用に限定され、日産自動車のほうは一定の条件の下では高速道路での通常走行にも利用可能です。
日産では、360度センシングと3D高精度地図データを使い精確なハンドリング制御を実現したことにより、高速道路のナビ連動ルート走行と同一車線内のハンズオフ機能の組み合わせという世界初の試みを実現しました。
具体的には、高速道路を走行している際には、ナビゲーションと運転支援システムが連動して運転をサポートしてくれます。
高速道路本線上を走っている間は、ドライバーが常に前方を注意して道路、交通、自車両の状況に応じて、直ちにハンドルを確実に操作できる状態にある限りにおいて、同一車線内であればハンズオフ機能、追越し時には車線変更支援機能などが使用できます。
現時点では高速道路限定ですが、これなら長距離運転の世界が変わってしまうことは確実ですね!
アダプティブクルーズコントロール
ハンズオフ機能は、このアダプティブクルーズコントロール(以下ACC)が基本となりますが、ハンズオフ機能登場前まではこのACCこそが最先端システムでした。
ただし、技術革新はどんどん進んでおり、自動運転化が近づく昨今では、このACCはあって当然という感じになるのかもしれず、すでに軽自動車の中にはACC機能標準搭載という車種も登場しています。
ACC機能とは、本来は、高速走行での運転のストレス低減を目的とする装備ですが、前車追従型で渋滞時にも対応しますので、高速走行時に常時ONにしておくことで、前車との距離を一定に保ってくれます。
これにより、追突防止に繋がり、普及すれば煽り運転も自然消滅することになりそうです。また、高速道路ではACCは燃費向上にも大きく役立ちます。
ペダル踏み間違い衝突防止支援機能
ペダル踏み間違い衝突防止支援機能のことを、高齢者のための機能のように言う風潮もありますが、正確には、高齢者だけではなくすべての年齢層のドライバーのためのものです。
高齢者の運転誤操作による事故が増加しているというのは、ワイドショーの世界だけの話であり、このネタの出所となっている警察庁の資料では、高齢者層の人口増加率から見た運転ミスによる交通事故件数は、世代別で見て増えてはいません。
もちろん、高齢者ドライバーの中には、年齢とともに衰えを感じるという人もいるでしょうから、そのような場合にはこの機能は大変役に立ちますし、安心して運転することができるようになります。
トヨタでは、後付けでこの機能を付けることが可能ですから、関心のある方は検討されるとよいですね。ちなみに価格は、本体価格が56,100円で取り付け費用が別途発生します。
前席マッサージ機能
運転中にマッサージなんて、眠くならないの?と思われる方もいるでしょうが、前席だけの機能であり、後部座席にあるわけではありません。
高速道路を長距離運転していると、肩などが凝ることが多くあります。長時間同じ体制で座っていることもあるでしょうし、また、運転中は目も酷使することになります。
こんな時にあると大助かりなのが前席マッサージ機能なのです。
レクサスLSやボルボXC60、V60などに搭載されていますが、ある意味ではドライバー支援機能といっても良いでしょう。
シート送風機能
毎年のように猛暑がやって来るようになった日本では、この機能も必須機能となりそうです。
炎天下に停車していたクルマに乗り込むと、エアコン全開にしても汗が流れ落ちて、運転に支障をきたすことにもなりかねません。こんな状況下にシート送風機能があると、瞬時に背中や腰回り、太腿の裏側などに風が送られますので、一気に体感温度も下がります。
ボルボなどで提供されていますが、今後も猛暑が続くようだと日本でも普及するのではないでしょうか。
衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)
スバルの「アイサイト」が有名ですが、この機能もACC同様に今後標準搭載化が期待される機能です。この衝突被害軽減ブレーキが搭載されているクルマでは衝突事故が減少しているというデータがあるように、安全運転支援機能そして欠かすことのできない機能となりそうです。
ブラインドスポットモニター
ブラインドスポットモニターとは、隣の車線を走るクルマをレーダーで検知し、ドアミラーでは確認しにくい後側方エリアに存在するクルマに加えて、隣接する車線もモニターし急接近してくるクルマも検知します。
クルマを検知すると、ドアミラーに搭載されたLEDインジケーターが点滅し、より注意を喚起します。
これは、本当に運転強いる時の死角を検知する機能で、ブラインドスポットモニターをつけたいという人は相当多そうです。
この機能もACC、衝突被害軽減ブレーキなどとともに是非とも標準搭載してほしい機能ですね。
まとめ
完全自動運転と聞くと、そう簡単には実現できないだろうと考えてしまうのですが、こうやって一つ一つの最新システムや装備を見てみると、なるほど自動運転の時代はすぐそこまで来ているのだなと感じてしまいます。
というよりも、この記事を読んでいただいた方の中には、自動運転でなくてもいいから、ACC、衝突被害軽減ブレーキ、ブラインドスポットモニターだけでも欲しいという人も多そうですね。
カーシェアリングサービスでも、これらの最新システムや装備は、早い時期に提供されるようになるのではないでしょうか!
そんなカーシェアリングを、あなたのお近くのカーステーションを探したり、レンタカーや他のカーシェアリング会社との料金比較ができる『カーシェアリング・レンタカー比較のDRIVE go SEARCH』で探してみることをおすすめします!