カーシェアリング

高速道路のSA/PA内の駐車場が満車!停められなかった時のマナーとは?

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人気化するSAサービスエリア

WiKi

東名高速の場合、用賀から乗り入れて最初にあるのが港北PA(パーキングエリア)、多くの方は港北PAをスルーして次の大人気SA(サービスエリア)海老名SAにトイレ休憩などで立ち寄ります。

海老名SAはもともと日本でも有数の利用率の高いSAでしたが、テレビの情報番組などでたびたび取り上げられたり、あるいは、ここ数年のSA(サービスエリア)や道の駅、さらに複合型のハイウエイオアシスなど人気化により、時期にかかわらず大混雑していることが多くなっています。

以前は、店舗数やトイレ数も多く、確実に休憩できるということから利用されていた大規模SAでしたが、最近では、人気化のために食事するのにも場所取りが大変だったり、女性トイレなどでは大行列ができるほどになっています。

この状況は、全国的に広まっており、海老名SAほどではないにせよ、せっかくトイレ休憩や食事で立ち寄ってみたものの混雑していてクルマを停めることができないというSAも珍しくはありません。

こうなると、多くのドライバーは、人気サービスエリアは避けて、次のPAで休憩しようと考えるわけですが、同じように考える人は非常に多く、次のPAの駐車場の広さにもよりますが、こちらも満車で停めることができないという状況が出てきています。

ゴールデンウイークや盆正月は言うに及ばず、3連休や通常の土日でも、時間帯によってはSAやPAの駐車場が混雑しています。

 

SA/PAの駐車場が満杯でクルマを停めることができない

pexels

一昔前なら、こんなことを心配する必要もなかったのですが、最近ではSA(サービスエリア)はドライバー以外の人にも利用されるエリアとなりつつあり、タイミング次第では駐車場が混雑していて、クルマを停めることができないというケースに度々出くわします。

この状況は、前述のように必ずしも人気化している大規模なSAだけではなく、比較的駐車場スペースの狭いSAやPAでもタイミング次第ではよく見かけます。

当然、このような状況に慣れている人はそう多くはなく、また、お子さんのトイレ休憩などで立ち寄った場合には、スルーしていくこともできずに、立ち往生しているクルマや、あるいは、駐車禁止エリアに駐車しているクルマをみかけることも少なくありません。

SA/PAの駐車場が混雑していてクルマを停めることができない場合、どのようなマナーで対処すれぼ良いのでしょうか?

 

知っておきたい、SA/PAでの駐車マナー

photoAC

高速道路のSA/PAにはいくつかのレーンがあります。そのレーンは、入り口から出口に向けて一方通行になっており、走っているレーンで駐車スペースが見つけられなかった場合には、そのまま出口の手前に出てしまいます。

「これは困った!」とこのような経験をしたことがある人は多いでしょうが、この時、あなたらどうしますか?

余裕があるときは「仕方がない、次のSA/PAに行くしかないな。」ということになるでしょうが、子供がトイレを我慢できないという場合には、出口手前でUターンして駐車できる場所を探すという人も少なからずいるでしょう

しかしながら、これはいかなる事情があるにせよ「逆走行為」に当たってしまい、他のクルマの迷惑となる重大なマナー違反となります。

実は、この「逆走行為」、NEXCO中日本が2017年12月に実施した「ドライバーから見た高速道路マナーランキング」では、「SA/PA内での逆走」が堂々の(?)3位にランキングしており、多くのドライバーの迷惑行為となっているのです。

 

入ったレーンが満車だった場合にはどうすれば良いのか?

photoAC

それでは、入ってしまったレーンが満車で駐車できない場合にはどうすれば良いのでしょうか?

NEXCO中日本によると、「エリアを出て次のエリアに向かってもらうしか仕方がありません。」という当然の回答でした。SA/PA

内は、安全のために路面に進行方向の矢印が表示されており、一方通行なので逆走はできません

一方通行ですから、逆走することは絶対にNGですが、子供のトイレなどの緊急時には、SA/PAの施設(建物)出入り口に近いレーンは避けて、最も離れている(高速道路本線側)のレーンを利用するなど、ちょっとした工夫が必要となりそうです。

 

NEXCO中日本がとっている対応策とは

もちろん、この状況はNEXCO中日本などの事業者のほうでも十分認識されており、いくつかの対応策がとられています。

まず、よく見かけますが、高速道路本線上に近隣エリアの混雑情報が分かる情報版を設置しているほか、エリアによっては、駐車場の入り口付近でレーンごとの駐車台数を表示するといった設備面での対策を行っています。

例えば、情報版の場合ですと「海老名 混雑」とか「海老名、やや混雑」とか表示されています。「混雑」状態ならば、トイレは次のPAでと考えるということになります。

また、海老名SAなどの一部の大型SAでは、休日などの混雑時には駐車整理員を配置して、状況を確認しながら適切なレーンに誘導しています。これ最近増えていますが、非常に助かります。

 

ドライバーから見た高速道路マナーランキング

pexels.com

ちなみに、NEXCO中日本が2017年12月に実施した「ドライバーから見た高速道路マナーランキング」の上位5位までを掲載しておきます。

1位:SA/PA内での指定の駐車マス以外への駐車マナーで、特に、大型車マスへの駐車しているというケースです。

2位:道路路肩などへのごみのポイ捨てです。

3位:そして3位に入ったのが、SA/PA内での逆走行為でした。

4位:危険とも思えるような速度で走行する一部のドライバーに対する走行マナー。

5位:加減速車線での駐停車マナーでした。

トイレなど緊急時の逆走行為は、気持ちは誰でも理解できることでしょうが、実際に、レーンを走っていて逆走しているクルマと出くわすと驚いてしまうことになります。やはり、自分ばかりではなく他のクルマへの迷惑行為となりますので厳に慎まなければなりません。

 

まとめ

SA/PAが満車でクルマを駐車できない!これって、もはや珍しいことでもなんでもなく、休日の混雑する時間帯には本当に注意しなければなりません。

SA/PAをよく利用する場合には、予め予測を立てて行動することが大切ですし、どんな状況でもきちんとマナーを守ってSA/PAを利用したいものです。

カーシェアユーザーでたまに高速道路のSAを利用するケースでは、休日利用の場合には情報収集してマナー違反にならないように利用しましょう。

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