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軽トラを利用するシーンとは?
ファミリーの引っ越しであれば、もはや引っ越し業者に頼むしかないかもしれませんが、単身者などの引っ越しなどのように引っ越し業者に頼むほどでもないケースでは、軽トラをレンタカーで借りて自分で運んでしまうという人も多くいます。
最近では、格安引っ越し業者の登場で以前に比べると料金的にはお安くなっているとはいえ、レンタカーで軽トラを借りた場合には、大きく節約することが可能ですから、余程運転に自信がない人や免許を持ってないという人以外は、軽トラを借りることを考えるでしょう。
もちろん、東京から九州や北海道への長距離移動となると話は別ですが、東京都内での移動などのように近距離の場合にはできることなら軽トラを利用したいものです。
引っ越し業者に依頼した場合と軽トラを借りた場合の料金比較
東京都内や首都圏内での引っ越しであれば、実際の運転時間は短時間となると考えられますから車を借りて返却するだけでしたら6時間から12時間もあれば十分でしょう。
カーシェア最大手のタイムズカープラスのタイムズレンタカー(旧マツダレンタカー)を利用した場合の標準料金は以下の通りです。
車種(積載量) | 6時間まで | 12時間まで |
T1(350kg) | 5,292円 | 6,480円 |
T2(1t) | 6,084円 | 8,316円 |
T3(1.5t) | 9,072円 | 11,016円 |
近場であれば、ほとんどのケースでは6時間で足りるでしょうが、その場合には1トン車を借りた場合でも6,084円で、12時間の場合でも8,316円となります。さらに、積載量が350㎏以下という人も多いでしょうから、このケースでは6時間までなら5千円台という格安価格となります。
引っ越し業者に依頼した場合にはどうでしょう。宅急便でおなじみのクロネコヤマトの単身引っ越しサービスのケースでの料金を調べてみました。
通常引っ越しの場合(東京都中央区から横浜市への引っ越しのケース※1)
貸切車両➤2トントラック(32,000円)+作業員1名(15,000円)=47,000円
単身引越サービス➤1BOX(21,000円)-各種割引利用※2(5,000円)=16,000円
※1 同一市区内での引っ越しの場合には単身引越サービス11,000円~となります。
※2 web割引2,000円、平日割引2,000円、早期割引(14日以上前の申し込み)1,000円となります。
荷物にもよりますが、レンタカーを借りる場合に比べると、単身用の引っ越しとしては人気ナンバーワンのヤマトの単身引越サービス利用でも2倍から3倍以上の料金となってしまいます。
今回は、タイムズレンタカーとクロネコヤマトで比較しましたが、タイムズといえば、カーシェアの短時間利用で軽トラを借りることは可能なのでしょうか。
軽トラはカーシェアで提供されているの?
この数年で首都圏のあちらこちらで見かけることができるようになっているカーシェアですが、軽トラを利用できるならさらにコスト削減できそうですが、そもそも軽トラを提供しているのでしょうか?
確かに駅前の時間貸し駐車場には多くのカーシェアステーションが設置されていますが、その大半はコンパクトカーで、稀にベンツやBMWなどの高級車も見かけますが軽トラというのは見かけたことがありません。
タイムズカープラス・オリックスカーシェア・カレコの大手3社、あるいは、最近サービス開始した自動車メーカー系のカーシェアサービスで調べてみましたが、残念ながら軽トラを提供している事業者はありませんでした。
「乗りたいときにいつでも乗れる」というのがカーシェアサービスのコンセプトですが、数年に1度利用するかしないかの軽トラとなると話は別のようで、ほぼ需要がないと考えられているようです。
それでは、個人間カーシェアサービスではどうでしょうか。
Anycaで軽トラを探してみる
Anycaとは、DeNAが提供する個人間カーシェアサービスですが、近年になって首都圏を中心として急速に需要が広がっているサービスです。日本では、あまり馴染みのないサービスでしたが、シェアードサービスの普及する欧米では当たり前のように利用されているサービスです。
タイムズカープラスなどの企業が提供するカーシェアサービスでは、車種が多いとはいえ、ほとんどがコンパクトカータイプとなりますが、個人間カーシェアの場合には貸主も個人オーナーとなり、非常に多くの種類のクルマが提供されているという特徴があります。
もちろん、Anycaのオーナーとして登録できる自動車には5つの条件を満たす必要があります。
1.オーナー自信がそのクルマの所有者であること
2.クルマが個人所有の自家用乗用車(普通・小型・軽四輪)であること≪法人名義は不可≫
3.クルマの車両ナンバーの分類ナンバーがの頭文字が3・5・7のいづれかであること
4.クルマの積載量が5トン以下であること
5.東京海上日動火災の「1日自動車保険」に加入可能なメーカー・車種であること
これらから、軽トラックでも個人名義で条件を満たしてている場合には貸出することが可能となります。
ただし、2018年4月の段階では、Anycaでの軽トラックの貸出は見当たりません。考えてみれば、個人所有での軽トラというのは限られるかもしれませんし、所有しているケースでも、仕事上の利用がほとんどでしょうから、一般のクルマのように平日は空いているという状況でもないのかもしれません。
しかしながら、一定の需要があることは間違いないと思われますから、今後提供される可能性はありますので、Anycaのボディタイプでクルマを探すで検索してみると提供されているかもしれません。
軽トラ借りるなら、今のところはレンタカー
普段の買い物や送迎などで利用するコンパクトカーなどのカーシェアの車種とは異なり、数年に1~2度の利用頻度となる軽トラでは、タイムズカープラスやカレコなどの企業によるカーシェアサービスでは、扱いも当然違うようです。
その点、レンタカー会社であれば、法人利用のニーズがありますので、軽トラも提供されているケースが多く、借りたいときに確実に借りるにはレンタカーを利用することになります。
今後、Anycaなどの個人間カーシェアで軽トラが提供される可能性もありますし、その場合には料金的にはレンタカーよりもお得になりますから、提供場所によっては比較検討するのもありです。
まとめ
ホームセンターなどでは、買い物の際に無料で軽トラを利用できるところもありますが、ほとんど利用する機会はないとはいえ、稀にあれば助かるのが軽トラで、軽トラを提供しているカーシェアはないのか調べてみましたが、現状ではレンタカーで借りるのが確実のようです。
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