カーシェアリング

雷は車の中にいれば無敵…とはいえない衝撃事実

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ゲリラ雷雨と凄まじい落雷

 

7月から9月にかけては、全国各地で雷が多く発生する時期です。特に、ここ数年はゲリラ雷雨などと呼ばれる集中豪雨とともにスなまじい落雷が発生し災害や事故を引き起こしています。動画はクルマに落雷が直撃した映像ですが、この時期には他人ごとではなく、いつどこで起こってもおかしくないような現象なのです。

落雷は大変危険で、家事や停電の原因になったり、時には人の命を奪ったりもします。運転する際には、雷雲を回避したり、接近しても適切な対策が取れるように天気予報や兆候を確認しながら運転しましょう。

落雷を回避するには情報収集が非常に大切で、ドライブの前には目的地付近の雷の発生状況を確認しておくのが良いでしょうし、スマホの天気予報アプリを利用するのもおすすめです。スマホアプリやパソコンで見ることが可能な気象庁の「レーダーナウ・キャスト」(雷ナウキャスト)は、雷の激しさや落雷の可能性を1km格子単位で解析し、1時間後の予報を10分毎に更新して提供しています。

スマホ利用でほぼリアルタイムの情報が入手できますから、対策が取りやすくなります。

 

車内にいれば落雷にあっても安全?

pexels

 

現代の日本人の場合、阪神大震災以降は地震や津波に対する避難方法については理解している人も多いでしょうが、落雷に遭遇した場合の避難方法については今一つ周知されていない感もあります。

2018年の夏は、40℃を超えるような猛暑に見舞われているところもあり、急な天候悪化からのゲリラ豪雨、これに付随するすさまじい落雷と大変危険な状況となっています。それでは、実際に落雷に遭遇した場合にはどのように対処すればよいのでしょう。

まず、情報収集が大切であることは上記の通りですが、雷注意報が発令されている場合には鉄筋コンクリートの丈夫な建物に避難するのが有効といわれています。もしも、オートバイや自転車に乗っている場合には、直ちに降りて安全な場所に避難しましょう、

それではクルマに乗っている場合はどうでしょう?

クルマは乱暴な言い方をすると金属でできた箱です。雷の正体は電気で。金属でできた箱に電気を流すと箱の正面を伝わって地面に流れていきます。クルマのボディも同じで電気は外周を伝いタイヤから地面に流れます。車内には電気は流れませんので、車内は比較的安全な場所といえるのです。Youtubeの動画であれだけの雷が直撃したにもかかわらず運転者が無事であったのはこのためです。

カーナビやETCなどの車載器も影響を受けることはほとんどありません。ただし、ドアノブなど車内の金属部分に触れていると感電の恐れがありますので注意が必要です。また、ソフトトップのオープンカーでは、電気が地面に流れずに乗員が直に落雷を受けてしまうこともあるので注意が必要です。さらに、雷が通電した熱でタイヤがバーストしたり、ボディに傷が残ることもあります。

このように車内は比較的安全であることを理科しておくことが重要です。

 

運転中に落雷に遭遇した場合の注意点

pexels

 

運転中の落雷で注意したいのは、ドライバーが落雷に驚き、パニックを引き起こしてしまうことです。落雷に驚いてハンドルやアクセルの操作を間違うと事故に繋がりかねません。落雷をまじかに受けると恐怖を覚えるのはしたかのないことですが、車内は比較的安全であるということを理解していれば、冷静に運転していけるはずです。

激しい雷や雷を伴った豪雨など、運転継続することが難しい場合にはクルマを安全な場所に停め、雷雲の通過を待つという判断も大切です。この場合にやっていけないのは、停車後に慌てて車外に出ることで、クルマの近くに立っていると落雷が直撃することもありますので非常に危険です。

また、落雷が遠ざかった後も数十分は落雷の可能性があるといわれていますし、また別の落雷が近づいてきていることもありますから注意を怠らないようにしましょう。

 

クルマが感電しない理由とは?

https://www.photo-ac.com

 

 

クルマが感電しないのは、上記で説明したようにクルマとは金属の箱であり、電気を正面から受けて外周を伝いタイヤから流れるからですが、もう一つの大きな理由としては、もともとクルマを製造するときから雷対策まで考えて作られているからということもあります。

運転中に落雷にあって死亡するということになると、雨の日には運転するなということになりますし、そうなると販売台数にも多大な影響が出て自動車メーカーの中には倒産するところも出てくるでしょう。雨の日でも比較的安心して運転することができるように設計されているわけです。

ソフトタイプのオープンカーとは晴天の日に楽しむクルマであり、雨の日に運転することは鼻から想定されていないと考えたほうが良いでしょう。

 

クルマのガラスに落雷が直撃した場合は?

クルマは金属でできていますから、電気は金属部分から流れていきますが、クルマにはガラス部分もあり、ガラス部分に落雷が直撃した場合や、サンルーフ付きのクルマのサンルーフに落雷が落ちた場合にはどうなるのでしょうか?

運悪く窓ガラスに落雷が直撃した場合には、電気は流れることなく車内にも損害を与えることがあります。実際に、フロントガラスを直撃した落雷でダッシュボード部分の上部が溶けたという事故も発生しています。

ただし、クルマの形にもよりますが、ガラス部分に落雷が直撃する可能性は非常に低いので、車内にいる場合にはなるべくガラス部分から離れて内側のほうにいればより安全ということになります。

それでは、最近はあまり見かけることも少ないですがサンルーフ付きのクルマの場合はどうでしょう?これもガラスと同様に、サンルーフ部分は金属ではなくガラスなどでできていますので、そこから電気が入ってくる可能性はあります。

実際には、落雷があるときには雨が降っていることが多いため、ガラス部分についた水が鉄と同じように電気を通しやすくなるため、窓やサンルーフを開けていたり、ガラスに近付いていなければ乗員に影響を与える危険性は低いといえます。

 

落雷時にはカーシェアリングに避難するという方法も

pexels.com

 

マーケットの急拡大により、災害対策としても検討され始めているカーシェアリングですが、いつでも好きな時に利用できますので、万が一の際の落雷時の避難先としても役立つ可能性があります。

最近のゲリラ豪雨とそれに伴う雷は、時間にかまわずにやってきますので、近くに適当な避難場所がない場合にはカーシェアリングという避難方法も頭に入れておくとよいでしょう。

 

まとめ

運転中に落雷に遭遇した場合には、車内は比較的安全な場所だということを理解して、落ち着いて対応することが重要です。ただし、窓ガラス部分に落雷がある場合もレアケースとしてありますので、窓は開けないようにして、なるべく窓から離れているとより安全です。

適当な避難場所がない場合には、カーシェアリングを活用することで非難することができます。そんなカーシェアリングを、あなたのお近くのカーステーションを探したり、レンタカーや他のカーシェアリング会社との料金比較ができる『カーシェアリング・レンタカー比較のDRIVE go SEARCH』で探してみることをおすすめします!

 

 

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