カーシェアリング

返却時間に間に合わない!カーシェアではどうする?

シェアする

返却時間に間に合わない場合はどうする?

ぱくたそ

 

「ゴールデンウィークの渋滞にはまった!やばいぞ・・・」

カーシェアの返却時間に間に合いそうにない、ベテランのカーシェアユーザーの場合にはまずこのような状況にはならないのですが、カーシェアを利用し始めて間がない初心者ユーザーの場合には、返却時間に遅れてしまうということもあるでしょう。

返却予定時間の後に他のユーザーの予約がなければ延長すればよいだけの話ですが、すぐ後ろに予約が入っている場合には、次のユーザーに迷惑をかけてしまうことになりますので、十二分に注意しなければなりません。

当然ですが、シェアリングサービスというのは、クルマを他のユーザーとともにシェアしているわけですから、次のユーザーの利用時間まで延長してしまうというのは、シェアリングサービスを利用する資格がないといわれても仕方がないわけです。

カーシェア事業者のほうでも、ここはこのビジネスの重要なポイントとなる部分ですので、やり過ぎともいえるほどの注意が払われており、タイムズカープラスの場合には、ユーザーの予約が連続するケースでは15分間の空き時間があけてありますし、後に他のユーザーの予約がある場合には運転前にナビから注意喚起されます。

また、実際に利用していて返却時間が近づいてくるとやはりナビから音声で注意が来ます。

 

タイムズカープラスの延長方法

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20140521/265040/

 

タイムズカープラスの場合には、上記のようにしつこいほどナビから音声で注意喚起されますが、実際に返却時間に遅れそうな場合にはタイムズカープラスナビから延長申請することが可能です。「TimesCarPlus」の部分を押すと、「30分延長」と「60分延長」のボタンが出てきますので、どちらかを押して次の画面で「はい」を押します。

次に予約が入っていなければ延長可能ということで、手続き完了画面が表示されます。ナビから予約状況を見ることはできませんので、60分でダメなケースでも30分なら延長できる可能性はあります。

スマホアプリからなら、もっと簡単に延長ができますので、現在利用中の画面から詳細ボタンを押して、次の画面の一番下の設定はこちらをタップすると会員専用マイページに飛びますので、予約状況を確認しながらいつものように15分間隔で延長ができます。

ただし、他のユーザーの予約が入っている場合には延長できませんので、その場合には車両を停止して「予約専用番号」まで電話連絡します。

延長できた場合には通常料金が発生しますが、連絡なしに延長となった場合には通常料金の2倍の料金が発生します。

 

カレコの延長方法

カレコ Audi A3 Sportback

カレコの延長方法は、スマホアプリまたはパソコン画面の会員ページから延長申請を行います。返却時間を過ぎてしまうと延長できなくなってしまいますので、早めに延長する必要があります。

返却時間を過ぎてしまった場合や、他のユーザーの予約が入っている場合にも延長はできませんので、そのケースではカレコのサポートセンターへ電話連絡することになります。

カレコもタイムズカープラス同様に、無断延長他のユーザーの予約がある場合の延長は通常料金の2倍の料金が発生します。

また、カレコではキャンピングカーも提供しており、この車種の場合のみ延長方法が異なります。キャンピングカーの利用で返却時間に間に合わない場合には、カレコのサポートセンターへの電話連絡となり、超過時間について1時間ごとに3,800円の超過料金が発生します。

 

オリックスカーシェアの延長方法

https://www.orix-carshare.com/

オリックスカーシェアの延長方法は、モバイルサイト、アプリ、ナビより予定返却時間前に延長手続きを行います。他社同様に、無断で延長した場合や他のユーザーの予約がある場合には超過料金として通常の2倍の料金が発生します。

返却予定時間を過ぎた場合には延長できませんので、オリックスカーシェアの問い合わせ受付センターに電話連絡します。

 

予約時のポイント

冒頭部分にて、カーシェアのベテランユーザーなら返却時間に遅れるようなことはほとんどないと書きましたが。それには理由があり、予約時に万一に備えて長めに予約を入れておくことで、返却時間に間に合わずに他のユーザーに迷惑を掛けたり、超過料金を支払うことを避けることができます。

初心者ユーザーの場合には、真面目に返却予定時間を入力しますので、ぎりぎりの時間に返却予定時間を入れてしまいがちです。ところが、タイムズカープラスとカレコの場合には、早目に返却した場合にはそれ以降の時間の料金は発生しませんので、ベテランユーザーは予め長めに返却時間を設定するのです。

こうすることで、予定より遅れてしまうことがあっても余裕をもって返却できますし、早く返却した場合にも料金が発生することはありません。例えば、買い物で2時間利用するのであれば3時間分の予約を入れておくとか、30分の利用であれば、念のため1時間借りておきます。

きちんと返却時間に合わせて予約を入れる人が超過料金を支払う羽目になり、利用しない可能性が高いにもかかわらず長めに予約時間をいれておいて予定より早く返却する人は、超過料金を支払うことがないというのは、なんだか矛盾しているような話にも思えてしまいます。

しかしながら、シェアリングサービスという性格を考えると、前もって万が一のことまで考えて長めに予約時間をとることで、次に予約するユーザーもそれに合わせて利用計画を作れますので、結局は1台の車を複数のユーザーでシェアして利用するというサービスには非常に適した予約方法であることが分かります。

もちろん、1時間の利用なのに6時間の予約を入れたり、利用する可能性は低いのに連日予約を入れたりすることは、他のユーザーの利用機会を奪うことにもなりますので、常識の範囲内で予約時間を設定することが重要です。

また、オリックスカーシェアでは、返却時間よりも早く返却しても、当初の返却時間分までの料金が発生しますので、長めに予約時間をとるという方法はできません。

 

カーシェアサービス事業会社により特徴が異なる

カーシェア大手3社の延長方法についてみてきましたが、延長方法や超過料金についてはほとんど同じですが、返却時間までの料金しか発生しないタイムズカープラスとカレコに対して、オリックスカーシェアで早く返却しても当初の返却予定時間までの料金が発生します。

この違いは、それぞれの料金システムにも表れており、元々、短時間利用を中心とした料金設定となっているタイムズカープラスとカレコ、どちらかというとレンタカー的な料金設定であるオリックスカーシェアの特徴の違いといえるでしょう。

 

まとめ

カーシェアを利用していて返却時間に間に合わないなんてことにならないように、カーシェア事業者の特徴を理解して賢いカーシェアライフを楽しみたいものです。

そんなカーシェアリングを、あなたのお近くのカーステーションを探したり、レンタカーや他のカーシェアリング会社との料金比較ができる『カーシェアリング・レンタカー比較のDRIVE go SEARCH』で探してみることをおすすめします!

 

シェアする